4.3.2. IAM の手動作成

Cloud Credential Operator (CCO) は、クラウドアイデンティティーおよびアクセス管理 (IAM) API に到達できない環境にインストールする前に手動モードに配置できます。管理者はクラスター kube-system namespace に管理者レベルの認証情報シークレットを保存しないようにします。

手順

  1. インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、install-config.yaml ファイルを作成します。

    $ openshift-install create install-config --dir=<installation_directory>

    ここで、& lt;installation_directory> はインストールプログラムがファイルを作成するディレクトリーです。

  2. install-config.yaml 設定ファイルを編集し、credentialsMode パラメーターが Manual に設定されるようにします。

    サンプル install-config.yaml 設定ファイル

    apiVersion: v1
    baseDomain: cluster1.example.com
    credentialsMode: Manual 1
    compute:
    - architecture: amd64
      hyperthreading: Enabled
    ...

    1
    この行は、credentialsMode パラメーターを Manual に設定するために追加されます。
  3. マニフェストを生成するには、インストールプログラムが含まれるディレクトリーから以下のコマンドを実行します。

    $ openshift-install create manifests --dir=<installation_directory>
  4. インストールプログラムが含まれるディレクトリーから、openshift-install バイナリーがビルドされる OpenShift Container Platform リリースイメージの詳細を取得します。

    $ openshift-install version

    出力例

    release image quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.y.z-x86_64

  5. このリリースイメージ内で、デプロイするクラウドをターゲットとする CredentialsRequest オブジェクトをすべて特定します。

    $ oc adm release extract quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.y.z-x86_64 --credentials-requests --cloud=aws

    このコマンドにより、それぞれの CredentialsRequest オブジェクトに YAML ファイルが作成されます。

    サンプル CredentialsRequest オブジェクト

    apiVersion: cloudcredential.openshift.io/v1
    kind: CredentialsRequest
    metadata:
      name: cloud-credential-operator-iam-ro
      namespace: openshift-cloud-credential-operator
    spec:
      secretRef:
        name: cloud-credential-operator-iam-ro-creds
        namespace: openshift-cloud-credential-operator
      providerSpec:
        apiVersion: cloudcredential.openshift.io/v1
        kind: AWSProviderSpec
        statementEntries:
        - effect: Allow
          action:
          - iam:GetUser
          - iam:GetUserPolicy
          - iam:ListAccessKeys
          resource: "*"

  6. 以前に生成した openshift-install マニフェストディレクトリーにシークレットの YAML ファイルを作成します。シークレットは、それぞれの CredentialsRequest オブジェクトについて spec.secretRef に定義される namespace およびシークレット名を使用して保存する必要があります。シークレットデータの形式は、クラウドプロバイダーごとに異なります。
  7. インストールプログラムが含まれるディレクトリーから、クラスターの作成に進みます。

    $ openshift-install create cluster --dir=<installation_directory>
    重要

    手動でメンテナンスされる認証情報を使用するクラスターをアップグレードする前に、CCO がアップグレード可能な状態であることを確認します。詳細は、クラウドプロバイダーのインストールコンテンツの手動でメンテナンスされる認証情報を使用したクラスターのアップグレードについてのセクションを参照してください。