4.2.2. AWS アカウントの制限

OpenShift Container Platform クラスターは数多くの Amazon Web Services (AWS) コンポーネントを使用し、デフォルトのサービス制限は、OpenShift Container Platform クラスターをインストールする機能に影響を与えます。特定のクラスター設定を使用し、クラスターを特定の AWS リージョンにデプロイするか、またはアカウントを使って複数のクラスターを実行する場合、AWS アカウントの追加リソースを要求することが必要になる場合があります。

以下の表は、OpenShift Container Platform クラスターのインストールおよび実行機能に影響を与える可能性のある AWS コンポーネントの制限を要約しています。

コンポーネントデフォルトで利用できるクラスターの数デフォルトの AWS の制限詳細

インスタンスの制限

変動あり。

変動あり。

デフォルトで、各クラスターは以下のインスタンスを作成します。

  • 1 つのブートストラップマシン。これはインストール後に削除されます。
  • 3 つのコントロールプレーンノード (別名マスターノード)
  • 3 つのワーカーノード

これらのインスタンスタイプの数は、新規アカウントのデフォルト制限内の値です。追加のワーカーノードをデプロイし、自動スケーリングを有効にし、大規模なワークロードをデプロイするか、または異なるインスタンスタイプを使用するには、アカウントの制限を見直し、クラスターが必要なマシンをデプロイできることを確認します。

ほとんどのリージョンでは、ブートストラップおよびワーカーマシンは m4.large マシンを使用し、コントロールプレーンマシンは m4.xlarge インスタンスを使用します。これらのインスタンスタイプをサポートしないすべてのリージョンを含む一部のリージョンでは、m5.large および m5.xlarge インスタンスが代わりに使用されます。

Elastic IP (EIP)

0 - 1

アカウントごとに 5 つの EIP

クラスターを高可用性設定でプロビジョニングするために、インストールプログラムはそれぞれのリージョン内のアベイラビリティーゾーンにパブリックおよびプライベートのサブネットを作成します。各プライベートサブネットには NAT ゲートウェイが必要であり、各 NAT ゲートウェイには別個の Elastic IP が必要です。AWS リージョンマップを確認して、各リージョンにあるアベイラビリティーゾーンの数を判別します。デフォルトの高可用性を利用するには、少なくとも 3 つのアベイラビリティーゾーンがあるリージョンにクラスターをインストールします。アベイラビリティーゾーンが 6 つ以上あるリージョンにクラスターをインストールするには、EIP 制限を引き上げる必要があります。

重要

us-east-1 リージョンを使用するには、アカウントの EIP 制限を引き上げる必要があります。

Virtual Private Cloud (VPC)

5

リージョンごとに 5 つの VPC

各クラスターは独自の VPC を作成します。

Elastic Load Balancing (ELB/NLB)

3

リージョンごとに 20

デフォルトで、各クラスターは、マスター API サーバーの内部および外部のネットワークロードバランサーおよびルーターの単一の Classic Elastic Load Balancer を作成します。追加の Kubernetes Service オブジェクトをタイプ LoadBalancer を指定してデプロイすると、追加のロードバランサーが作成されます。

NAT ゲートウェイ

5

アベイラビリティゾーンごとに 5 つ

クラスターは各アベイラビリティーゾーンに 1 つの NAT ゲートウェイをデプロイします。

Elastic Network Interface (ENI)

12 以上

リージョンごとに 350

デフォルトのインストールは 21 の ENI を作成し、リージョンの各アベイラビリティーゾーンに 1 つの ENI を作成します。たとえば、us-east-1 リージョンには 6 つのアベイラビリティーゾーンが含まれるため、そのゾーンにデプロイされるクラスターは 27 の ENI を使用します。AWS リージョンマップを確認して、各リージョンにあるアベイラビリティーゾーンの数を判別します。

追加の ENI が、クラスターの使用およびデプロイされたワークロード別に作成される追加のマシンおよび Elastic Load Balancer について作成されます。

VPC ゲートウェイ

20

アカウントごとに 20

各クラスターは、S3 アクセス用の単一の VPC ゲートウェイを作成します。

S3 バケット

99

アカウントごとに 100 バケット

インストールプロセスでは 1 つの一時的なバケットを作成し、各クラスターのレジストリーコンポーネントがバケットを作成するため、AWS アカウントごとに 99 の OpenShift Container Platform クラスターのみを作成できます。

セキュリティーグループ

250

アカウントごとに 2,500

各クラスターは、10 の個別のセキュリティーグループを作成します。