11.7.2. Python 関数テンプレート構造

Knative (kn) CLI を使用して Python 機能を作成する場合の、プロジェクトディレクトリーは通常の Python プロジェクトに似ています。Python 関数にはいくつかの制限があります。プロジェクトの要件として唯一、main() 関数と func.yaml 設定ファイルで設定される func.py が含まれることが挙げられます。

開発者は、テンプレート requirements.txt ファイルにある依存関係しか使用できないわけではありません。その他の依存関係は、他の Python プロジェクトに配置されるように追加できます。デプロイメント用にプロジェクトをビルドすると、これらの依存関係は作成したランタイムコンテナーイメージに含まれます。

http および event トリガー関数のテンプレート構造はいずれも同じです。

テンプレート構造

fn
├── func.py 1
├── func.yaml 2
├── requirements.txt 3
└── test_func.py 4

1
main() 関数が含まれます。
2
イメージ名とレジストリーを判断するために使用されます。
3
その他の依存関係は、他の Python プロジェクトにあるため、requirements.txt ファイルに追加できます。
4
関数のローカルでのテストに使用できる単純なユニットテストが含まれます。