11.10.3.4. 設定マップで定義されるキー値からの環境変数の設定

config map として定義されたキー値から環境変数を設定できます。以前に config map に格納された値は、実行時に関数によって環境変数としてアクセスできます。これは、ユーザーの ID など、config map に格納されている値にアクセスするのに役立ちます。

前提条件

  • OpenShift Serverless Operator および Knative Serving がクラスターにインストールされている。
  • Knative (kn) CLI をインストールしている。
  • 関数を作成している。

手順

  1. 関数の func.yaml ファイルを開きます。
  2. 環境変数に割り当てる設定マップのキーと値のペアからの値ごとに、以下の YAML を envs セクションに追加します。

    name: test
    namespace: ""
    runtime: go
    ...
    envs:
    - name: EXAMPLE
      value: '{{ configMap:myconfigmap:key }}'
    • EXAMPLE を環境変数の名前に置き換えます。
    • myconfigmap をターゲット設定マップの名前に置き換えます。
    • key をターゲット値にマッピングしたキーに置き換えます。

      たとえば、userdetailsmap に格納されているユーザー ID にアクセスするには、次の YAML を使用します。

      name: test
      namespace: ""
      runtime: go
      ...
      envs:
      - value: '{{ configMap:userdetailsmap:userid }}'
  3. 設定を保存します。