5.3.4. OpenShift Container Platform Web コンソールを使用したリビジョン間のトラフィックの管理

サーバーレスアプリケーションの作成後、アプリケーションは OpenShift Container Platform Web コンソールの Developer パースペクティブの Topology ビューに表示されます。アプリケーションのリビジョンはノードによって表され、Knative サービスはノードの周りの四角形のマークが付けられます。

コードまたはサービス設定の新たな変更により、特定のタイミングでコードのスナップショットである新規リビジョンが作成されます。サービスの場合、必要に応じてこれを分割し、異なるリビジョンにルーティングして、サービスのリビジョン間のトラフィックを管理することができます。

前提条件

  • OpenShift Serverless Operator および Knative Serving がクラスターにインストールされている。
  • OpenShift Container Platform Web コンソールにログインしている。

手順

Topology ビューでアプリケーションの複数のリビジョン間でトラフィックを分割するには、以下を行います。

  1. Knative サービスをクリックし、サイドパネルの概要を表示します。
  2. Resources タブをクリックして、サービスの Revisions および Routes の一覧を表示します。

    図5.1 Serverless アプリケーション

    odc serverless app
  3. サイドパネルの上部にある S アイコンで示されるサービスをクリックし、サービスの詳細の概要を確認します。
  4. YAML タブをクリックし、YAML エディターでサービス設定を変更し、Save をクリックします。たとえば、timeoutseconds を 300 から 301 に変更します。この設定の変更により、新規リビジョンがトリガーされます。Topology ビューでは、最新のリビジョンが表示され、サービスの Resources タブに 2 つのリビジョンが表示されるようになります。
  5. Resources タブで Set Traffic Distribution をクリックして、トラフィック分配ダイアログボックスを表示します。

    1. Splits フィールドに、2 つのリビジョンのそれぞれの分割されたトラフィックパーセンテージを追加します。
    2. 2 つのリビジョンのカスタム URL を作成するタグを追加します。
    3. Save をクリックし、Topology ビューで 2 つのリビジョンを表す 2 つのノードを表示します。

      図5.2 Serverless アプリケーションのリビジョン

      odc serverless revisions