15.8.6. 検出モード

検出モードでは、設定を変更せずにクラスターの機能を検証できます。既存の環境設定はテストに使用されます。テストは必要な設定項目の検索を試行し、それらの項目を使用してテストを実行します。特定のテストの実行に必要なリソースが見つからない場合、テストは省略され、ユーザーに適切なメッセージが表示されます。テストが完了すると、事前に設定された設定項目のクリーンアップは行われず、テスト環境は別のテストの実行にすぐに使用できます。

一部の設定項目は、テストで引き続き作成されます。これらの項目は、テストを実行するために必要な特定の項目です (例: SR-IOV ネットワーク)。これらの設定項目はカスタム namespace に作成され、テストの実行後にクリーンアップされます。

さらに、これによりテストの実行時間が削減されます。設定項目はすでに存在しているので、環境設定および安定化に追加の時間は取る必要はありません。

検出モードを有効にするには、以下のように DISCOVERY_MODE 環境変数を設定してテストに対して指示する必要があります。

$ docker run -v $(pwd)/:/kubeconfig:Z -e KUBECONFIG=/kubeconfig/kubeconfig -e
DISCOVERY_MODE=true registry.redhat.io/openshift-kni/cnf-tests /usr/bin/test-run.sh

15.8.6.1. 必要な環境設定の前提条件

SR-IOV テスト

ほとんどの SR-IOV テストには以下のリソースが必要です。

  • SriovNetworkNodePolicy
  • SriovNetworkNodePolicy で指定されるリソースの 1 つ以上が割り当て可能な状態であること。リソース数が 5 以上の場合に十分であると見なされます。

テストによっては、追加の要件があります。

  • 利用可能なポリシーリソースがあるノード上の未使用のデバイス。リンク状態が DOWN であり、ブリッジスレーブではない。
  • MTU 値が 9000SriovNetworkNodePolicy

DPDK テスト

DPDK 関連のテストには、以下が必要です。

  • パフォーマンスプロファイル
  • SR-IOV ポリシー。
  • SRIOV ポリシーで利用可能なリソースが含まれ、PerformanceProfile ノードセレクターで利用可能なノード。

PTP テスト

  • スレーブ PtpConfig (ptp4lOpts="-s" ,phc2sysOpts="-a -r")。
  • スレーブ PtpConfig に一致するラベルの付いたノード。

SCTP テスト

  • SriovNetworkNodePolicy
  • SriovNetworkNodePolicy および SCTP を有効にする MachineConfig の両方に一致するノード。

Performance Operator のテスト

各種のテストにはそれぞれ異なる要件があります。以下はその一部になります。

  • パフォーマンスプロファイル
  • profile.Spec.CPU.Isolated = 1 を持つパフォーマンスプロファイル。
  • profile.Spec.RealTimeKernel.Enabled == true を持つパーマンスプロファイル。
  • Huge Page が使用されていないノード。