1.2. サードパーティーレジストリー

OpenShift Container Platform はサードパーティーレジストリーからのイメージを使用してコンテナーを作成できますが、これらのレジストリーは統合 OpenShift Container Platform レジストリーと同じイメージ通知のサポートを提供する訳ではありません。このため、OpenShift Container Platform はイメージストリームの作成時にリモートレジストリーからタグをフェッチします。

フェッチされたタグを更新するには、oc import-image <stream> を実行します。新規イメージが検出されると、以前に記述されたビルドとデプロイメントの応答が生じます。

1.2.1. 認証

OpenShift Container Platform はユーザーが指定する認証情報を使用してプライベートイメージリポジトリーにアクセスするためにレジストリーと通信できます。これにより、OpenShift Container Platform はイメージのプッシュ/プルをプライベートリポジトリーへ/から実行できます。

1.2.1.1. Podman を使用したレジストリー認証

一部のコンテナーイメージレジストリーではアクセス認証が必要です。Podman は、コンテナーおよびコンテナーイメージを管理し、イメージレジストリーと対話するためのオープンソースツールです。Podman を使用して認証情報を認証し、レジストリーイメージをプルし、ローカルイメージをローカルファイルシステムに保存できます。以下は、Podman でレジストリーを認証する一般的な例です。

  1. Red Hat Ecosystem Catalog を使用して、Red Hat リポジトリーから特定のコンテナーイメージを検索します。必要なイメージを選択します。
  2. Get this image をクリックして、コンテナーイメージの podman login コマンドを見つけます。
  3. 次のコマンドを使用してログインし、レジストリーへのユーザー名とパスワード認証を行います。

    $ podman login registry.redhat.io
     Username:<your_registry_account_username>
     Password:<your_registry_account_password>
  4. 以下のコマンドを実行してイメージをダウンロードし、ローカルに保存します。

    $ podman pull registry.redhat.io/<repository_name>