4.7.5. テイントおよび容認 (Toleration) を使って特殊ハードウェアを持つノードを制御する

ノードの小規模なサブセットが特殊ハードウェアを持つクラスターでは、テイントおよび容認 (Toleration) を使用して、特殊ハードウェアを必要としない Pod をそれらのノードから切り離し、特殊ハードウェアを必要とする Pod をそのままにすることができます。また、特殊ハードウェアを必要とする Pod に対して特定のノードを使用することを要求することもできます。

これは、特殊ハードウェアを必要とする Pod に容認を追加し、特殊ハードウェアを持つノードにテイントを付けることで実行できます。

手順

特殊ハードウェアを持つノードが特定の Pod 用に予約されるようにするには、以下を実行します。

  1. 容認を特別なハードウェアを必要とする Pod に追加します。

    以下に例を示します。

    spec:
      tolerations:
        - key: "disktype"
          value: "ssd"
          operator: "Equal"
          effect: "NoSchedule"
          tolerationSeconds: 3600
  2. 以下のコマンドのいずれかを使用して、特殊ハードウェアを持つノードにテイントを設定します。

    $ oc adm taint nodes <node-name> disktype=ssd:NoSchedule

    または、以下を実行します。

    $ oc adm taint nodes <node-name> disktype=ssd:PreferNoSchedule