5.8.3. 実行されるテスト

デフォルトでは、スコアカードツールには実行可能な内部テストのセットがあり、これらは 2 つの内部プラグインで利用できます。複数の CR がプラグインに対して指定される場合、各 CR がクリーンなテスト環境を取得できるように、テスト環境は完全にクリーンアップされます。

各テストには、テストを一意に識別する短縮名があります。これは、実行する特定のテストを選択する場合に役立ちます。以下は例になります。

$ operator-sdk scorecard -o text --selector=test=checkspectest
$ operator-sdk scorecard -o text --selector='test in (checkspectest,checkstatustest)'

5.8.3.1. 基本的なプラグイン

以下の基本的な Operator テストは、basic プラグインから入手できます。

表5.17 basic プラグインのテスト

テスト説明短縮名

Spec Block Exists

このテストは、クラスターで作成されたカスタムリソース (CR) をチェックし、すべての CR に spec ブロックがあることを確認します。このテストの最大スコアは 1 です。

checkspectest

Status Block Exists

このテストは、クラスターで作成された CR をチェックし、すべての CR に status ブロックがあることを確認します。このテストの最大スコアは 1 です。

checkstatustest

Writing Into CRs Has An Effect

このテストは、スコアカードプロキシーのログを読み取り、Operator が PUT または POST、またはその両方を API サーバーに対して要求していることを検証します。これは、リソースが変更されていることを示します。このテストの最大スコアは 1 です。

writingintocrshaseffecttest