4.8.3. インデックスイメージのプルーニング
Operator Bundle Format に基づくインデックスイメージは、Operator カタログのコンテナー化されたスナップショットです。パッケージの指定された一覧以外のすべてのインデックスをプルーニングできます。これにより、必要な Operator のみが含まれるソースインデックスのコピーを作成できます。
ネットワークが制限された環境の OpenShift Container Platform クラスターでミラーリングされたコンテンツを使用するように Operator Lifecycle Manager (OLM) を設定する場合、デフォルトカタログから Operator のサブセットのみをミラーリングする必要がある場合に、このプルーニング方法を使用します。
この手順のステップでは、ターゲットレジストリーは、ネットワークアクセスが無制限のワークステーションからアクセスできる既存のミラーレジストリーです。この例では、デフォルトの redhat-operators
カタログのインデックスイメージのプルーニングも示していますが、このプロセスはすべてのインデックスイメージに対して同じです。
前提条件
- ネットワークアクセスが無制限のワークステーション
-
podman
version 1.9.3+ -
grpcurl
(サードパーティーのコマンドラインツール) -
opm
バージョン 1.18.0+ Docker v2-2 をサポートするレジストリーへのアクセス
重要OpenShift Container Platform クラスターの内部レジストリーはターゲットレジストリーとして使用できません。これは、ミラーリングプロセスで必要となるタグを使わないプッシュをサポートしないためです。
手順
registry.redhat.io
で認証します。$ podman login registry.redhat.io
ターゲットレジストリーで認証します。
$ podman login <target_registry>
プルーニングされたインデックスに追加するパッケージの一覧を判別します。
コンテナーでプルーニングするソースインデックスイメージを実行します。以下に例を示します。
$ podman run -p50051:50051 \ -it registry.redhat.io/redhat/redhat-operator-index:v4.6
出力例
Trying to pull registry.redhat.io/redhat/redhat-operator-index:v4.6... Getting image source signatures Copying blob ae8a0c23f5b1 done ... INFO[0000] serving registry database=/database/index.db port=50051
別のターミナルセッションで、
grpcurl
コマンドを使用して、インデックスが提供するパッケージの一覧を取得します。$ grpcurl -plaintext localhost:50051 api.Registry/ListPackages > packages.out
packages.out
ファイルを検査し、プルーニングされたインデックスに保持したいパッケージ名をこの一覧から特定します。以下に例を示します。パッケージ一覧のスニペットの例
... { "name": "advanced-cluster-management" } ... { "name": "jaeger-product" } ... { { "name": "quay-operator" } ...
-
podman run
コマンドを実行したターミナルセッションで、Ctrl と C を押してコンテナープロセスを停止します。
以下のコマンドを実行して、指定したパッケージ以外のすべてのパッケージのソースインデックスをプルーニングします。
$ opm index prune \ -f registry.redhat.io/redhat/redhat-operator-index:v4.6 \1 -p advanced-cluster-management,jaeger-product,quay-operator \2 [-i registry.redhat.io/openshift4/ose-operator-registry:v4.6] \3 -t <target_registry>:<port>/<namespace>/redhat-operator-index:v4.6 4
以下のコマンドを実行して、新規インデックスイメージをターゲットレジストリーにプッシュします。
$ podman push <target_registry>:<port>/<namespace>/redhat-operator-index:v4.6
ここで、
<namespace>
はレジストリー上の既存の namespace になります。たとえば、olm-mirror
namespace を作成し、ミラーリングされたすべてのコンテンツをプッシュすることができます。