2.7.2.2. ファイルからのカスタムリソースの作成

カスタムリソース定義 (CRD) がクラスターに追加された後に、カスタムリソース (CR) は CR 仕様を使用するファイルを使って CLI で作成できます。

前提条件

  • CRD がクラスター管理者によってクラスターに追加されている。

手順

  1. CR の YAML ファイルを作成します。以下の定義例では、cronSpecimage のカスタムフィールドが Kind: CronTab の CR に設定されます。この Kind は、CRD オブジェクトの spec.kind フィールドから取得されます。

    CR の YAML ファイルサンプル

    apiVersion: "stable.example.com/v1" 1
    kind: CronTab 2
    metadata:
      name: my-new-cron-object 3
      finalizers: 4
      - finalizer.stable.example.com
    spec: 5
      cronSpec: "* * * * /5"
      image: my-awesome-cron-image

    1
    CRD からグループ名および API バージョン (name/version) を指定します。
    2
    CRD にタイプを指定します。
    3
    オブジェクトの名前を指定します。
    4
    オブジェクトの ファイナライザー を指定します (ある場合)。ファイナライザーは、コントローラーがオブジェクトの削除前に完了する必要のある条件を実装できるようにします。
    5
    オブジェクトのタイプに固有の条件を指定します。
  2. ファイルの作成後に、オブジェクトを作成します。

    $ oc create -f <file_name>.yaml