5.2.4. スケジュール対象としてのコントロールプレーンノードの設定

コントロールプレーンノード (別名マスターノード) をスケジュール対象 (Schedulable) に設定できます。つまり、新規 Pod はコントロールプレーンノードに配置できるようになりました。デフォルトでは、コントロールプレーンノードはスケジュール対象ではありません。

マスターをスケジュール対象 (Schedulable) に設定できますが、ワーカーノードを保持する必要があります。

注記

ワーカーノードのない OpenShift Container Platform をベアメタルクラスターにデプロイできます。この場合、コントロールプレーンノードはデフォルトでスケジュール対象としてマークされます。

mastersSchedulable フィールドを設定することで、コントロールプレーンノードをスケジュール対象として許可または禁止できます。

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重要

コントロールプレーンノードをデフォルトのスケジュール不可からスケジュール可に設定するには、追加のサブスクリプションが必要です。これは、コントロールプレーンノードがワーカーノードになるためです。

手順

  1. schedulers.config.openshift.io リソースを編集します。

    $ oc edit schedulers.config.openshift.io cluster
  2. mastersSchedulable フィールドを設定します。

    apiVersion: config.openshift.io/v1
    kind: Scheduler
    metadata:
      creationTimestamp: "2019-09-10T03:04:05Z"
      generation: 1
      name: cluster
      resourceVersion: "433"
      selfLink: /apis/config.openshift.io/v1/schedulers/cluster
      uid: a636d30a-d377-11e9-88d4-0a60097bee62
    spec:
      mastersSchedulable: false 1
      policy:
        name: ""
    status: {}
    1
    コントロールプレーンノードがスケジュール対象 (Schedulable) になることを許可する場合は true に設定し、コントロールプレーンノードがスケジュール対象になることを拒否する場合は、false に設定します。
  3. 変更を適用するためにファイルを保存します。