2.2.2. Operator のモニタリングについてのサポートポリシー

モニタリング Operator により、OpenShift Container Platform モニタリングリソースの設定およびテスト通りに機能することを確認できます。Operator の Cluster Version Operator (CVO) コントロールがオーバーライドされる場合、Operator は設定の変更に対応せず、クラスターオブジェクトの意図される状態を調整したり、更新を受信したりしません。

Operator の CVO コントロールのオーバーライドはデバッグ時に役立ちますが、これはサポートされず、クラスター管理者は個々のコンポーネントの設定およびアップグレードを完全に制御することを前提としています。

Cluster Version Operator のオーバーライド

spec.overrides パラメーターを CVO の設定に追加すると、管理者はコンポーネントについての CVO の動作にオーバーライドの一覧を追加できます。コンポーネントについて spec.overrides[].unmanaged パラメーターを true に設定すると、クラスターのアップグレードがブロックされ、CVO のオーバーライドが設定された後に管理者にアラートが送信されます。

Disabling ownership via cluster version overrides prevents upgrades. Please remove overrides before continuing.
警告

CVO のオーバーライドを設定すると、クラスター全体がサポートされていない状態になり、モニタリングスタックをその意図された状態に調整されなくなります。これは Operator に組み込まれた信頼性の機能に影響を与え、更新が受信されなくなります。サポートを継続するには、オーバーライドを削除した後に、報告された問題を再現する必要があります。