6.2. 前提条件

OpenShift Container Platform のインストーラーでプロビジョニングされるインストールには、以下が必要です。

  1. 1 つの Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8.x がインストールされているプロビジョナーノード。
  2. 3 つのコントロールプレーンノード
  3. ベースボード管理コントローラー (BMC) の各ノードへのアクセス。
  4. 1 つ以上のネットワーク:

    1. 1 つの 必須 のルーティング可能なネットワーク
    2. 1 つの オプション のノードのプロビジョニング用のネットワーク
    3. 1 つの オプション の管理ネットワーク

OpenShift Container Platform のインストーラーでプロビジョニングされるインストールを開始する前に、ハードウェア環境が以下の要件を満たしていることを確認してください。

6.2.1. ノードの要件

インストーラーでプロビジョニングされるインストールには、ハードウェアノードの各種の要件があります。

  • CPU アーキテクチャー: すべてのノードで x86_64 CPU アーキテクチャーを使用する必要があります。
  • 同様のノード: Red Hat では、ノードにロールごとに同じ設定を指定することを推奨しています。つまり Red Hat では、同じ CPU、メモリー、ストレージ設定の同じブランドおよびモデルのノードを使用することを推奨しています。
  • ベースボード管理コントローラー: provisioner ノードは、各 OpenShift Container Platform クラスターノードのベースボード管理コントローラー (BMC) にアクセスできる必要があります。IPMI、RedFish、または独自のプロトコルを使用できます。
  • 最新の生成: ノードは最新の生成されたノードである必要があります。インストーラーでプロビジョニングされるインストールは BMC プロトコルに依存するため、ハードウェアは IPMI 暗号化スイート 17 をサポートしている必要があります。また、RHEL 8 は RAID コントローラーの最新のドライバーが同梱されています。ノードは provisioner ノード用に RHEL 8 を、コントローラープレーンおよびワーカーノード用に RHCOS 8 をサポートするのに必要な新しいバージョンのノードであることを確認します。
  • レジストリーノード: オプション: 非接続のミラーリングされていないレジストリーを設定する場合、レジストリーは独自のノードに置くことが推奨されます。
  • プロビジョナーノード: インストーラーでプロビジョニングされるインストールには 1 つの provisioner ノードが必要です。
  • コントロールプレーン: インストーラーでプロビジョニングされるインストールには、高可用性を実現するために 3 つのコントロールプレーンノードが必要です。
  • ワーカーノード: 必須ではありませんが、一般的な実稼働クラスターには 1 つまたは複数のワーカーノードがあります。小規模なクラスターでは、開発およびテスト時の管理者および開発者に対するリソース効率が高くなります。
  • ネットワークインターフェイス: 各ノードでは、ルーティング可能な baremetal ネットワークに 1 つ以上のネットワークインターフェイスが必要です。デプロイメントに provisioning ネットワークを使用する場合、各ノードに provisioning ネットワーク用に 1 つのネットワークインターフェイスが必要になります。provisioning ネットワークの使用はデフォルト設定です。ネットワークインターフェイスの命名は、プロビジョニングネットワーク用のコントロールプレーンノード全体で一貫している必要があります。たとえば、コントロールプレーンノードがプロビジョニングネットワークに eth0 NIC を使用する場合は、他のコントロールプレーンノードもこれを使用する必要があります。
  • Unified Extensible Firmware Interface (UEFI): インストーラーでプロビジョニングされるインストールでは、provisioning ネットワークで IPv6 アドレスを使用する場合に、すべての OpenShift Container Platform ノードで UEFI ブートが必要になります。さらに、UEFI Device PXE Settings (UEFI デバイス PXE 設定) は provisioning ネットワーク NIC で IPv6 プロトコルを使用するように設定する必要がありますが、 provisioning ネットワークを省略すると、この要件はなくなります。