4.6. ネットワークが制限された環境での GCP へのクラスターのインストール

OpenShift Container Platform 4.6 では、既存の Google Virtual Private Cloud (VPC) でインストールリリースコンテンツの内部ミラーを作成して、クラスターをネットワークが制限された環境で Google Cloud Platform (GCP) にインストールできます。

重要

ミラーリングされたインストールリリースのコンテンツを使用して OpenShift Container Platform クラスターをインストールすることは可能ですが、クラスターが GCP API を使用するにはインターネットアクセスが必要になります。

4.6.1. 前提条件

  • 非接続インストールのイメージのミラーリング をレジストリーに対して行っており、使用しているバージョンの OpenShift Container Platform の imageContentSources データを取得している。

    重要

    インストールメディアはミラーホストにあるため、そのコンピューターを使用してすべてのインストール手順を完了することができます。

  • GCP に既存の VPC がある。インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用するネットワークが制限された環境にクラスターをインストールする場合は、インストーラーでプロビジョニングされる VPC を使用することはできません。以下の要件のいずれかを満たすユーザーによってプロビジョニングされる VPC を使用する必要があります。

    • ミラーレジストリーが含まれる。
    • 別の場所でホストされるミラーレジストリーにアクセスするためのファイアウォールルールまたはピアリング接続がある。
  • OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスについての詳細を確認している。
  • ファイアウォールを使用する場合、クラスターがアクセスを必要とする サイトを許可するようにファイアウォールを設定 する必要があります。他のサイトへのアクセスを付与する必要がある場合もありますが、*.googleapis.com および accounts.google.com へのアクセスを付与する必要があります。
  • システムが IAM(アイデンティティーおよびアクセス管理) を管理できない場合、クラスター管理者は IAM 認証情報を手動で作成し、維持 できます。手動モードは、クラウド IAM API に到達できない環境でも使用できます。