3.9.9. DNS ゾーンの作成例

DNS レコードは、ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用するクラスターに必要です。シナリオに適した DNS ストラテジーを選択する必要があります。

この例の場合、Azure の DNS ソリューション が使用されるため、外部 (インターネット) の可視性のために新規パブリック DNS ゾーンと、内部クラスターの解決用にプライベート DNS ゾーンが作成されます。

注記

パブリック DNS ゾーンは、クラスターデプロイメントと同じリソースグループに存在している必要はなく、必要なベースドメイン用にすでに組織内に存在している可能性があります。その場合、パブリック DNS ゾーンの作成を省略できます。先に生成したインストール設定がこのシナリオに基づいていることを確認してください。

前提条件

  • Azure アカウントを設定します。
  • クラスターの Ignition 設定ファイルを生成します。

手順

  1. BASE_DOMAIN_RESOURCE_GROUP 環境変数でエクスポートされたリソースグループに、新規のパブリック DNS ゾーンを作成します。

    $ az network dns zone create -g ${BASE_DOMAIN_RESOURCE_GROUP} -n ${CLUSTER_NAME}.${BASE_DOMAIN}

    すでに存在するパブリック DNS ゾーンを使用している場合は、この手順を省略できます。

  2. このデプロイメントの残りの部分と同じリソースグループにプライベート DNS ゾーンを作成します。

    $ az network private-dns zone create -g ${RESOURCE_GROUP} -n ${CLUSTER_NAME}.${BASE_DOMAIN}

Azure でのパブリック DNS ゾーンの設定 についてのセクションを参照してください。