3.10.7. ローカルストレージ Operator のリソースの削除

3.10.7.1. ローカルボリュームの削除

ローカルボリュームを削除する必要がある場合があります。LocalVolume リソースのエントリーを削除し、PersistentVolume を削除することで通常は十分ですが、同じデバイスパスを再使用する場合や別のストレージクラスでこれを管理する必要がある場合には、追加の手順が必要になります。

警告

以下の手順では、root ユーザーとしてノードにアクセスします。この手順のステップ以外にノードの状態を変更すると、クラスターが不安定になる可能性があります。

前提条件

  • 永続ボリュームの状態は Released または Available である必要があります。

    警告

    使用中の永続ボリュームを削除すると、データの損失や破損につながる可能性があります。

手順

  1. 以前に作成したローカルボリュームを編集して、不要なディスクを削除します。

    1. クラスターリソースを編集します。

      $ oc edit localvolume <name> -n local-storage
    2. devicePaths の下の行に移動し、不要なディスクを表すものを削除します。
  2. 作成した永続ボリュームを削除します。

    $ oc delete pv <pv-name>
  3. ノードのシンボリックリンクを削除します。

    1. ノードにデバッグ Pod を作成します。

      $ oc debug node/<node-name>
    2. ルートディレクトリーをホストに切り替えます。

      $ chroot /host
    3. ローカルボリュームのシンボリックリンクを含むディレクトリーに移動します。

      $ cd /mnt/local-storage/<sc-name> 1
      1
      ローカルボリュームの作成に使用されるストレージクラスの名前。
    4. 削除したデバイスに属するシンボリックリンクを削除します。

      $ rm <symlink>