1.8.2. サービスの可視化

Kiali Operator は、Red Hat OpenShift Service Mesh に収集される Telemetry データと連携して、namespace のアプリケーション、サービス、およびワークロードのグラフとリアルタイムのネットワーク図を提供します。

Overview ページには、メッシュにサービスが含まれるすべての namespace が表示されます。サービスメッシュを通過するデータに関するより深い洞察を得ることや、以下のグラフや視覚化を使用してサービスメッシュ内のサービスやワークロードの問題を特定することができます。

1.8.2.1. namespace グラフ

namespace グラフは、namespace のサービス、デプロイメント、およびワークフローのマップであり、それらを通過するデータフローを示す矢印が表示されます。namespace グラフを表示するには、以下を実行します。

  1. メインのナビゲーションにある Graph をクリックします。
  2. Namespace メニューから bookinfo を選択します。

アプリケーションが Bookinfo サンプルアプリケーションなどのバージョンタグを使用する場合は、Version グラフが表示されます。Graph Type ドロップダウンメニューからグラフを選択します。以下から選択できるグラフがいくつかあります。

  • App グラフは、同じラベルが付けられたすべてのアプリケーションの集約ワークロードを示します。
  • Versioned App グラフは、アプリケーションの各バージョンのノードを表示します。アプリケーションのすべてのバージョンがグループ化されます。
  • Workload グラフは、サービスメッシュの各ワークロードのノードを表示します。このグラフでは、app および version のラベルを使用する必要はありません。アプリケーションが version ラベルを使用しない場合は、このグラフを使用します。
  • Service グラフは、メッシュ内の各サービスのノードを表示しますが、グラフからすべてのアプリケーションおよびワークロードを除外します。これは高レベルのビューを提供し、定義されたサービスのすべてのトラフィックを集約します。

メトリクスの要約を表示するには、グラフ内のノードまたはエッジを選択し、そのメトリクスの詳細をサマリーの詳細パネルに表示します。