1.12. 割り当てられたストレージのセキュリティー保護

OpenShift Container Platform は、オンプレミスおよびクラウドプロバイダーの両方で、複数のタイプのストレージをサポートします。とくに、OpenShift Container Platform は Container Storage Interface をサポートするストレージタイプを使用できます。

1.12.1. 永続ボリュームプラグイン

コンテナーは、ステートレスとステートフルの両方のアプリケーションに役立ちます。割り当て済みのストレージを保護することは、ステートフルサービスのセキュリティーを保護する上で重要な要素になります。Container Storage Interface (CSI) を使用すると、OpenShift Container Platform は CSI インターフェイスをサポートするストレージバックエンドからのストレージを組み込むことができます。

OpenShift Container Platform は、以下を含む複数のタイプのストレージのプラグインを提供します。

  • Red Hat OpenShift Container Storage *
  • AWS Elastic Block Stores (EBS) *
  • AWS Elastic File System (EFS) *
  • Azure Disk
  • Azure File
  • OpenStack Cinder *
  • GCE Persistent Disks *
  • VMware vSphere *
  • ネットワークファイルシステム (NFS)
  • FlexVolume
  • ファイバーチャネル
  • iSCSI

動的プロビジョニングでのこれらのストレージタイプのプラグインには、アスタリスク (*) が付いています。送信中のデータは、相互に通信している OpenShift Container Platform のすべてのコンポーネントについて HTTPS 経由で暗号化されます。

永続ボリューム (PV) はストレージタイプでサポートされる方法でホスト上にマウントできます。異なるタイプのストレージにはそれぞれ異なる機能があり、各 PV のアクセスモードは、特定のボリュームによってサポートされる特定のモードに設定されます。

たとえば、NFS は複数の読み取り/書き込みクライアントをサポートしますが、特定の NFS PV は読み取り専用としてサーバー上でエクスポートされる可能性があります。各 PV には、ReadWriteOnceReadOnlyMany、および ReadWriteMany など、特定の PV 機能を説明したアクセスモードの独自のセットがあります。