1.3.2.3. 依存関係

Operator の依存関係は、バンドルの metadata/ フォルダー内の dependencies.yaml ファイルに一覧表示されます。このファイルはオプションであり、現時点では明示的な Operator バージョンの依存関係を指定するためにのみ使用されます。

依存関係の一覧には、依存関係の内容を指定するために各項目の type フィールドが含まれます。Operator の依存関係には、サポートされる 2 つのタイプがあります。

  • olm.package: パッケージタイプは、これが特定の Operator バージョンの依存関係であることを意味します。依存関係情報には、パッケージ名とパッケージのバージョンを semver 形式で含める必要があります。たとえば、0.5.2 などの特定バージョンや >0.5.1 などのバージョンの範囲を指定することができます。
  • olm.gvk: GVK タイプの場合、作成者は CSV の既存の CRD および API ベースの使用方法と同様に GVK 情報で依存関係を指定できます。これは、Operator の作成者がすべての依存関係、API または明示的なバージョンを同じ場所に配置できるようにするパスです。

以下の例では、依存関係は Prometheus Operator および etcd CRD について指定されます。

dependencies.yaml ファイルの例

dependencies:
  - type: olm.package
    value:
      packageName: prometheus
      version: ">0.27.0"
  - type: olm.gvk
    value:
      group: etcd.database.coreos.com
      kind: EtcdCluster
      version: v1beta2