5.2.2. Ingress コントローラーエンドポイントの公開ストラテジー
NodePortService
エンドポイントの公開ストラテジー
NodePortService
エンドポイントの公開ストラテジーは、Kubernetes NodePort サービスを使用して Ingress コントローラーを公開します。
この設定では、Ingress コントローラーのデプロイメントはコンテナーのネットワークを使用します。NodePortService
はデプロイメントを公開するために作成されます。特定のノードポートは OpenShift Container Platform によって動的に割り当てられますが、静的ポートの割り当てをサポートするために、管理される NodePortService
のノードポートフィールドへの変更が保持されます。
Ingress Operator は、サービスの .spec.ports[].nodePort
フィールドへの更新を無視します。
デフォルトで、ポートは自動的に割り当てられ、各種の統合用のポート割り当てにアクセスできます。ただし、既存のインフラストラクチャーと統合するために静的ポートの割り当てが必要になることがありますが、これは動的ポートに対応して簡単に再設定できない場合があります。静的ノードポートとの統合を実行するには、管理対象のサービスリソースを直接更新できます。
詳細は、NodePort
についての Kubernetes サービスについてのドキュメント を参照してください。
HostNetwork
エンドポイントの公開ストラテジー
HostNetwork
エンドポイントの公開ストラテジーは、Ingress コントローラーがデプロイされるノードポートで Ingress コントローラーを公開します。
HostNetwork
エンドポイント公開ストラテジーを持つ Ingress コントローラーには、ノードごとに単一の Pod レプリカのみを設定できます。n のレプリカを使用する場合、それらのレプリカをスケジュールできる n 以上のノードを使用する必要があります。各 Pod はスケジュールされるノードホストでポート 80
および 443
を要求するので、同じノードで別の Pod がそれらのポートを使用している場合、レプリカをノードにスケジュールすることはできません。