3.5. カスタマイズによる RHV へのクラスターのインストール
Red Hat Virtualization (RHV) 4.4.1 に OpenShift Container Platform バージョン 4.4 および 4.5 をインストールする際の既知の問題により、OpenShift IPI installation on RHV-4.x failed with "Error: timeout while waiting for state to become 'up' (last state: 'down', timeout: 10m0s)" で説明されているように install-config.yaml
をカスタマイズする必要があります。この不具合は RHV 4.4.2 で修正されました。
OpenShift Container Platform バージョン 4.6 を Red Hat Virtualization (RHV) にインストールするには、RHV バージョン 4.4 が必要です。RHV 4.3 で以前のバージョンの OpenShift Container Platform を実行している場合は、これを OpenShift Container Platform バージョン 4.6 に更新しないでください。Red Hat は、RHV バージョン 4.3 での OpenShift Container Platform バージョン 4.6 の実行をテストしていないため、この組み合わせをサポートしません。詳細は、OpenShift Container Platform 4.x Tested Integrations (x86_x64) を参照してください。
以下の図に示されるように、OpenShift Container Platform クラスターを Red Hat Virtualization (RHV) でカスタマイズし、インストールすることができます。
インストールプログラムは、インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用してクラスターの作成およびデプロイを自動化します。
カスタマイズされたクラスターをインストールするには、環境を準備し、以下の手順を実行します。
-
インストールプログラムを実行し、そのプロンプトに応答して、インストール設定ファイル
install-config.yaml
ファイルを作成します。 -
install-config.yaml
ファイルでパラメーターを検査し、変更します。 -
install-config.yaml
ファイルの作業用コピーを作成します。 -
install-config.yaml
ファイルのコピーを使ってインストールプログラムを実行します。
次に、インストールプログラムは OpenShift Container Platform クラスターを作成します。
カスタマイズされたクラスターをインストールする代替方法については、デフォルトのクラスターのインストール を参照してください。
このインストールプログラムは、Linux および macOS でのみ利用できます。
3.5.1. 前提条件
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスについての詳細を確認します。
- ファイアウォールを使用する場合、クラスターがアクセスする必要のある サイトを許可するようにファイアウォールを設定 します。