1.3.15. Operator の初期設定

コントロールプレーンの初期化後に、一部の Operator を利用可能にするためにそれらをすぐに設定する必要があります。

前提条件

  • コントロールプレーンが初期化されています。

手順

  1. クラスターコンポーネントがオンラインになることを確認します。

    $ watch -n5 oc get clusteroperators

    出力例

    NAME                                 VERSION   AVAILABLE   PROGRESSING   DEGRADED   SINCE
    authentication                       4.5.4     True        False         False      69s
    cloud-credential                     4.5.4     True        False         False      12m
    cluster-autoscaler                   4.5.4     True        False         False      11m
    console                              4.5.4     True        False         False      46s
    dns                                  4.5.4     True        False         False      11m
    image-registry                       4.5.4     True        False         False      5m26s
    ingress                              4.5.4     True        False         False      5m36s
    kube-apiserver                       4.5.4     True        False         False      8m53s
    kube-controller-manager              4.5.4     True        False         False      7m24s
    kube-scheduler                       4.5.4     True        False         False      12m
    machine-api                          4.5.4     True        False         False      12m
    machine-config                       4.5.4     True        False         False      7m36s
    marketplace                          4.5.4     True        False         False      7m54m
    monitoring                           4.5.4     True        False         False      7h54s
    network                              4.5.4     True        False         False      5m9s
    node-tuning                          4.5.4     True        False         False      11m
    openshift-apiserver                  4.5.4     True        False         False      11m
    openshift-controller-manager         4.5.4     True        False         False      5m943s
    openshift-samples                    4.5.4     True        False         False      3m55s
    operator-lifecycle-manager           4.5.4     True        False         False      11m
    operator-lifecycle-manager-catalog   4.5.4     True        False         False      11m
    service-ca                           4.5.4     True        False         False      11m
    service-catalog-apiserver            4.5.4     True        False         False      5m26s
    service-catalog-controller-manager   4.5.4     True        False         False      5m25s
    storage                              4.5.4     True        False         False      5m30s

  2. 利用不可の Operator を設定します。

1.3.15.1. イメージレジストリーストレージの設定

イメージレジストリー Operator は、デフォルトストレージを提供しないプラットフォームでは最初は利用できません。インストール後に、レジストリー Operator を使用できるようにレジストリーをストレージを使用するように設定する必要があります。

実稼働クラスターに必要な永続ボリュームの設定についての手順が示されます。該当する場合、空のディレクトリーをストレージの場所として設定する方法が表示されます。これは、実稼働以外のクラスターでのみ利用できます。

アップグレード時に Recreate ロールアウトストラテジーを使用して、イメージレジストリーがブロックストレージタイプを使用することを許可するための追加の手順が提供されます。

1.3.15.1.1. イメージレジストリーの管理状態の変更

イメージレジストリーを起動するには、イメージレジストリー Operator 設定の managementStateRemoved から Managed に変更する必要があります。

手順

  • ManagementState イメージレジストリー Operator 設定を Removed から Managed に変更します。以下は例になります。

    $ oc patch configs.imageregistry.operator.openshift.io cluster --type merge --patch '{"spec":{"managementState":"Managed"}}'
1.3.15.1.2. ベアメタルの場合のレジストリーストレージの設定

クラスター管理者は、インストール後にレジストリーをストレージを使用できるように設定する必要があります。

前提条件

  • クラスター管理者のパーミッション。
  • ベアメタル上のクラスター。
  • Red Hat OpenShift Container Storage などのクラスターのプロビジョニングされた永続ストレージ。

    重要

    OpenShift Container Platform は、1 つのレプリカのみが存在する場合にイメージレジストリーストレージの ReadWriteOnce アクセスをサポートします。2 つ以上のレプリカで高可用性をサポートするイメージレジストリーをデプロイするには、ReadWriteMany アクセスが必要です。

  • 100Gi の容量が必要です。

手順

  1. レジストリーをストレージを使用できるように設定するには、configs.imageregistry/cluster リソースの spec.storage.pvc を変更します。

    注記

    共有ストレージを使用する場合は、外部からアクセスを防ぐためにセキュリティー設定を確認します。

  2. レジストリー Pod がないことを確認します。

    $ oc get pod -n openshift-image-registry
    注記

    ストレージタイプが emptyDIR の場合、レプリカ数が 1 を超えることはありません。

  3. レジストリー設定を確認します。

    $ oc edit configs.imageregistry.operator.openshift.io

    出力例

    storage:
      pvc:
        claim:

    claim フィールドを空のままにし、image-registry-storage PVC の自動作成を可能にします。

  4. clusteroperator ステータスを確認します。

    $ oc get clusteroperator image-registry
1.3.15.1.3. 実稼働以外のクラスターでのイメージレジストリーのストレージの設定

イメージレジストリー Operator のストレージを設定する必要があります。実稼働用以外のクラスターの場合、イメージレジストリーは空のディレクトリーに設定することができます。これを実行する場合、レジストリーを再起動するとすべてのイメージが失われます。

手順

  1. イメージレジストリーストレージを空のディレクトリーに設定するには、以下を実行します。

    $ oc patch configs.imageregistry.operator.openshift.io cluster --type merge --patch '{"spec":{"storage":{"emptyDir":{}}}}'
    警告

    実稼働用以外のクラスターにのみこのオプションを設定します。

    イメージレジストリー Operator がそのコンポーネントを初期化する前にこのコマンドを実行する場合、oc patch コマンドは以下のエラーを出して失敗します。

    Error from server (NotFound): configs.imageregistry.operator.openshift.io "cluster" not found

    数分待機した後に、このコマンドを再び実行します。

  2. イメージのビルドおよびプッシュを有効にするためにレジストリーが managed に設定されていることを確認します。

    • 以下を実行します。

      $ oc edit configs.imageregistry/cluster

      次に、行を変更します。

      managementState: Removed

      次のように変更してください。

      managementState: Managed
1.3.15.1.4. ベアメタルの場合のブロックレジストリーストレージの設定

イメージレジストリーがクラスター管理者によるアップグレード時にブロックストレージタイプを使用できるようにするには、Recreate ロールアウトストラテジーを使用できます。

重要

ブロックストレージボリュームはサポートされますが、実稼働クラスターでのイメージレジストリーと併用することは推奨されません。レジストリーに複数のレプリカを含めることができないため、ブロックストレージにレジストリーが設定されているインストールに高可用性はありません。

手順

  1. イメージレジストリーストレージをブロックストレージタイプとして設定するには、レジストリーが Recreate ロールアウトストラテジーを使用し、1 つの (1) レプリカのみで実行されるように、レジストリーにパッチを適用します。

    $ oc patch config.imageregistry.operator.openshift.io/cluster --type=merge -p '{"spec":{"rolloutStrategy":"Recreate","replicas":1}}'
  2. ブロックストレージデバイスの PV をプロビジョニングし、そのボリュームの PVC を作成します。要求されたブロックボリュームは ReadWriteOnce (RWO) アクセスモードを使用します。
  3. 正しい PVC を参照するようにレジストリー設定を編集します。