5.2.3. Source-to-Image 環境変数

ソースビルドのプロセスと生成されるイメージで環境変数を利用できるようにする方法として、2 つの方法があります。2 種類 (環境ファイルおよび BuildConfig 環境の値の使用) あります。指定される変数は、ビルドプロセスでアウトプットイメージに表示されます。

5.2.3.1. Source-to-Image 環境ファイルの使用

ソースビルドでは、ソースリポジトリーの .s2i/environment ファイルに指定することで、アプリケーション内に環境の値 (1 行に 1 つ) を設定できます。このファイルに指定される環境変数は、ビルドプロセス時にアウトプットイメージに表示されます。

ソースリポジトリーに .s2i/environment ファイルを渡すと、Source-to-Image (S2I) はビルド時にこのファイルを読み取ります。これにより assemble スクリプトがこれらの変数を使用できるので、ビルドの動作をカスタマイズできます。

手順

たとえば、ビルド中の Rails アプリケーションのアセットコンパイルを無効にするには、以下を実行します。

  • DISABLE_ASSET_COMPILATION=true.s2i/environment ファイルに追加します。

ビルド以外に、指定の環境変数も実行中のアプリケーション自体で利用できます。たとえば、Rails アプリケーションが production ではなく development モードで起動できるようにするには、以下を実行します。

  • RAILS_ENV=development.s2i/environment ファイルに追加します。

サポートされる環境変数の完全なリストについては、各イメージのイメージの使用についてのセクションを参照してください。