第12章 ビルド設定リソース

以下の手順でビルドを設定します。

12.1. ビルドコントローラー設定パラメーター

build.config.openshift.io/cluster リソースは以下の設定パラメーターを提供します。

パラメーター説明

Build

ビルドの処理方法についてのクラスター全体の情報を保持します。正規名および唯一の有効な名前となるのは cluster です。

spec: ビルドコントローラー設定のユーザーが設定できる値を保持します。

buildDefaults

ビルドのデフォルト情報を制御します。

defaultProxy: イメージのプルまたはプッシュ、およびソースのダウンロードを含む、ビルド操作のデフォルトのプロキシー設定が含まれます。

BuildConfig ストラテジーに HTTP_PROXYHTTPS_PROXY、および NO_PROXY 環境変数を設定することで、値を上書きできます。

gitProxy: Git 操作のプロキシー設定のみが含まれます。設定されている場合、これは git clone などの Git コマンドのプロキシー設定を上書きします。

ここで設定されていない値は DefaultProxy から継承されます。

env: 指定される変数がビルドに存在しない場合にビルドに適用される一連のデフォルト環境変数。

imageLabels: 結果として生成されるイメージに適用されるラベルの一覧。BuildConfig に同じ名前のラベルを指定することでデフォルトのラベルを上書きできます。

resources: ビルドを実行するためのリソース要件を定義します。

ImageLabel

name: ラベルの名前を定義します。ゼロ以外の長さを持つ必要があります。

buildOverrides

ビルドの上書き設定を制御します。

imageLabels: 結果として生成されるイメージに適用されるラベルの一覧。表にあるものと同じ名前のラベルを BuildConfig に指定する場合、ラベルは上書きされます。

nodeSelector: セレクター。 ビルド Pod がノードに適合させるには True である必要があります。

tolerations: ビルド Pod に設定された既存の容認を上書きする容認の一覧。

BuildList

items: 標準オブジェクトのメタデータ。