3.2. クラスターのシャットダウン

クラスターを正常な状態でシャットダウンし、後で再起動できるようにします。

前提条件

  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
  • etcd のバックアップを取得している。

    重要

    クラスターの再起動時に問題が発生した場合にクラスターを復元できるように、この手順を実行する前に etcd バックアップを作成しておくことは重要です。

手順

  1. クラスターのすべてのノードをシャットダウンします。これは、クラウドプロバイダーの Web コンソールから行うか、以下のコマンドを使用できます。

    1. ノードの一覧を取得します。

      $ nodes=$(oc get nodes -o jsonpath='{.items[*].metadata.name}')
    2. すべてのノードをシャットダウンします。

      $ for node in ${nodes[@]}
      do
          echo "==== Shut down $node ===="
          ssh core@$node sudo shutdown -h 1
      done

      これらの方法のいずれかを使用してノードをシャットダウンすると、Pod は正常に終了するため、データが破損する可能性が低減します。

      注記

      シャットダウン前に OpenShift Container Platform に同梱される標準 Pod のマスターノードをドレイン (解放) する必要はありません。

      クラスター管理者は、クラスターの再起動後に独自のワークロードのクリーンな再起動を実行する必要があります。カスタムワークロードが原因でシャットダウン前にマスターノードをドレイン (解放) した場合は、再起動後にクラスターが再び機能する前にマスターノードをスケジュール対象としてマークする必要があります。

  2. 外部ストレージや LDAP サーバーなど、不要になったクラスター依存関係をすべて停止します。この作業を行う前に、ベンダーのドキュメントを確認してください。