第3章 OperatorHub について

以下では、OperatorHub のアーキテクチャーについて説明します。

3.1. OperatorHub の概要

OperatorHub は OpenShift Container Platform Web コンソールで利用でき、クラスター管理者が Operator を検出し、インストールするために使用するインターフェイスです。1 回のクリックで、Operator はクラスター外のソースからプルでき、クラスター上でインストールされ、サブスクライブされ、エンジニアリングチームが Operator Lifecycle Manager (OLM) を使用してデプロイメント環境で製品をセルフサービスで管理される状態にすることができます。

クラスター管理者は、以下のカテゴリーにグループ化された OperatorSource から選択することができます。

カテゴリー説明

Red Hat Operator

Red Hat によってパッケージ化され、出荷される Red Hat 製品。Red Hat によってサポートされます。

認定 Operator

大手独立系ソフトウェアベンダー (ISV) の製品。Red Hat は ISV とのパートナーシップにより、パッケージ化および出荷を行います。ISV によってサポートされます。

コミュニティー Operator

operator-framework/community-operators GitHub リポジトリーで関連するエンティティーによってメンテナーンスされる、オプションで表示可能になるソフトウェア。正式なサポートはありません。

カスタム Operator

各自でクラスターに追加する Operator。カスタム Operator を追加しない場合、カスタムカテゴリーは Web コンソールの OperatorHub 上に表示されません。

注記

OperatorHub コンテンツは 60 分ごとに自動的に更新されます。

OperatorHub の Operator は OLM で実行されるようにパッケージ化されます。これには、Operator のインストールおよびセキュアな実行に必要なすべての CRD、RBAC ルール、デプロイメント、およびコンテナーイメージが含まれる ClusterServiceVersion (CSV) という YAML ファイルが含まれます。また、機能の詳細やサポートされる Kubernetes バージョンなどのユーザーに表示される情報も含まれます。

Operator SDK は、開発者が OLM および OperatorHub で使用するために Operator のパッケージ化することを支援するために使用できます。お客様によるアクセスが可能な商用アプリケーションがある場合、Red Hat の ISV パートナーポータル (connect.redhat.com) で提供される認定ワークフローを使用してこれを組み込むようにしてください。