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10.2. Operator カタログイメージのビルド

クラスター管理者は、Operator Lifecycle Manager (OLM) によって使用されるカスタム Operator カタログイメージをビルドし、Docker v2-2 をサポートするコンテナーイメージレジストリーにそのイメージをプッシュできます。ネットワークが制限された環境のクラスターの場合、このレジストリーには、ネットワークが制限されたインストールで作成されたミラーレジストリーなど、クラスターにネットワークアクセスのあるレジストリーを使用できます。

重要

OpenShift Container Platform クラスターの内部レジストリーはターゲットレジストリーとして使用できません。これは、ミラーリングプロセスで必要となるタグを使わないプッシュをサポートしないためです。

以下の例では、お使いのネットワークとインターネットの両方にアクセスできるミラーレジストリーを使用することを前提としています。

前提条件

  • ネットワークアクセスが無制限の Linux ワークステーション[1]
  • oc version 4.3.5+
  • podman version 1.4.4+
  • Docker v2-2 をサポートするミラーレジストリーへのアクセス
  • プライベートレジストリーを使用している場合、後続の手順で使用するために REG_CREDS 環境変数をレジストリー認証情報のファイルパスに設定します。たとえば podman CLI の場合は、以下のようになります。

    $ REG_CREDS=${XDG_RUNTIME_DIR}/containers/auth.json
  • quay.io アカウントがアクセスできるプライベート namespace を使用している場合、Quay 認証トークンを設定する必要があります。quay.io 認証情報を使用してログイン API に対して要求を行うことにより、--auth-token フラグで使用できる AUTH_TOKEN 環境変数を設定します。

    $ AUTH_TOKEN=$(curl -sH "Content-Type: application/json" \
        -XPOST https://quay.io/cnr/api/v1/users/login -d '
        {
            "user": {
                "username": "'"<quay_username>"'",
                "password": "'"<quay_password>"'"
            }
        }' | jq -r '.token')

手順

  1. ネットワークアクセスが無制限のワークステーションで、ターゲットミラーレジストリーを使用して認証を行います。

    $ podman login <registry_host_name>

    また、ビルド時にベースイメージをプルできるように、registry.redhat.io で認証します。

    $ podman login registry.redhat.io
  2. quay.ioから redhat-operators カタログをベースにカタログイメージをビルドし、そのイメージにタグを付け、ミラーレジストリーにプッシュします。

    $ oc adm catalog build \
        --appregistry-org redhat-operators \1
        --from=registry.redhat.io/openshift4/ose-operator-registry:v4.4 \2
        --filter-by-os="linux/amd64" \3
        --to=<registry_host_name>:<port>/olm/redhat-operators:v1 \4
        [-a ${REG_CREDS}] \5
        [--insecure] \6
        [--auth-token "${AUTH_TOKEN}"] 7
    
    INFO[0013] loading Bundles                               dir=/var/folders/st/9cskxqs53ll3wdn434vw4cd80000gn/T/300666084/manifests-829192605
    ...
    Pushed sha256:f73d42950021f9240389f99ddc5b0c7f1b533c054ba344654ff1edaf6bf827e3 to example_registry:5000/olm/redhat-operators:v1
    1
    App Registry インスタンスからのプルに使用する組織 (namespace)。
    2
    ターゲット OpenShift Container Platform クラスターのメジャーバージョンおよびマイナーバージョンに一致するタグを使用して、--fromose-operator-registry ベースイメージに設定します。
    3
    --filter-by-os を、ターゲットの OpenShift Container Platform クラスターと一致する必要のある、ベースイメージに使用するオペレーティングシステムおよびアーキテクチャーに設定します。使用できる値は、linux/amd64linux/ppc64le、および linux/s390x です。
    4
    カタログイメージに名前を付け、v1 などのタグを追加します。
    5
    オプション: 必要な場合は、レジストリー認証情報ファイルの場所を指定します。
    6
    オプション: ターゲットレジストリーの信頼を設定しない場合は、--insecure フラグを追加します。
    7
    オプション: 公開されていない他のアプリケーションレジストリーカタログが使用されている場合、Quay 認証トークンを指定します。

    無効なマニフェストが Red Hat のカタログに誤って導入される可能性があります。これが実際に生じる場合には、以下のようなエラーが表示される可能性があります。

    ...
    INFO[0014] directory                                     dir=/var/folders/st/9cskxqs53ll3wdn434vw4cd80000gn/T/300666084/manifests-829192605 file=4.2 load=package
    W1114 19:42:37.876180   34665 builder.go:141] error building database: error loading package into db: fuse-camel-k-operator.v7.5.0 specifies replacement that couldn't be found
    Uploading ... 244.9kB/s

    通常、これらのエラーは致命的なエラーではなく、該当する Operator パッケージにインストールする予定の Operator やその依存関係が含まれない場合、それらを無視することができます。



[1] oc adm catalog コマンドは、現在 Linux でのみサポートされています。(BZ#1771329)