6.2. 仮想マシンの編集

Web コンソールの YAML エディターまたはコマンドラインの OpenShift クライアントのいずれかを使用して、仮想マシン設定を更新できます。Web コンソールの Virtual Machine Overview でパラメーターのサブセットを更新することもできます。

6.2.1. Web コンソールでの仮想マシンの編集

関連するフィールドの横にある鉛筆アイコンをクリックして、Web コンソールの Virtual Machine Overview 画面で仮想マシンの選択する値 (select values) を編集します。他の値は、CLI を使用して編集できます。

手順

  1. サイドメニューから WorkloadsVirtual Machines をクリックします。
  2. 仮想マシンを選択して、Virtual Machine Overview 画面を開きます。
  3. 鉛筆アイコンをクリックして、該当するフィールドを編集可能にします。
  4. 関連する変更を加え、Saveをクリックします。

仮想マシンが実行中の場合、変更内容は仮想マシンが再起動されるまで反映されません。

6.2.2. Web コンソールを使用した仮想マシンの YAML 設定の編集

Web コンソールを使用して、仮想マシンの YAML 設定を編集します。

すべてのパラメーターを更新できる訳ではありません。変更不可の値を編集し、Save をクリックすると、更新できなかったパラメーターを示すエラーメッセージが出されます。

YAML 設定は、仮想マシンが Running の場合に編集できますが、変更は仮想マシンが停止され、再度起動された後にのみ有効になります。

注記

編集中に YAML 画面から離れると、設定に対して加えた変更が取り消されます。

手順

  1. サイドメニューから WorkloadsVirtual Machine をクリックします。
  2. 仮想マシンを選択します。
  3. YAML タブをクリックして編集可能な設定を表示します。
  4. オプション: Download をクリックして YAML ファイルをその現在の状態でローカルにダウンロードできます。
  5. ファイルを編集し、Save をクリックします。

オブジェクトの更新されたバージョン番号を含む、変更が正常に行われたことを示す確認メッセージが表示されます。

6.2.3. CLI を使用した仮想マシン YAML 設定の編集

以下の手順を使用し、CLI を使用して仮想マシン YAML 設定を編集します。

前提条件

  • YAML オブジェクト設定ファイルを使って仮想マシンを設定していること。
  • oc CLI をインストールしていること。

手順

  1. 以下のコマンドを実行して、仮想マシン設定を更新します。

    $ oc edit <object_type> <object_ID>
  2. オブジェクト設定を開きます。
  3. YAML を編集します。
  4. 実行中の仮想マシンを編集する場合は、以下のいずれかを実行する必要があります。

    • 仮想マシンの再起動
    • 新規の設定を有効にするために、以下のコマンドを実行します。

      $ oc apply <object_type> <object_ID>

6.2.4. 仮想マシンへの仮想ディスクの追加

以下の手順を使用して仮想ディスクを仮想マシンに追加します。

手順

  1. Virtual Machines タブで、仮想マシンを選択します。
  2. Disks タブを選択します。
  3. Add Disks をクリックして、 Add Disk ウィンドウを開きます。
  4. Add Disk ウィンドウで、SourceNameSizeInterface、および Storage Class を指定します。
  5. ドロップダウンリストおよびチェックボックスを使用して、ディスク設定を編集します。
  6. OK をクリックします。

6.2.5. 仮想マシンへのネットワークインターフェースの追加

以下の手順を使用してネットワークインターフェースを仮想マシンに追加します。

手順

  1. Virtual Machines タブで、仮想マシンを選択します。
  2. Network Interfaces タブを選択します。
  3. Add Network Interface をクリックします。
  4. Add Network Interface ウィンドウで、ネットワークインターフェースの NameModelNetworkType、および MAC Address を指定します。
  5. Add をクリックしてネットワークインターフェースを追加します。
  6. 仮想マシンを再起動して、アクセスを有効にします。
  7. ドロップダウンリストとチェックボックスを編集して、ネットワークインターフェースを設定します。
  8. Save Changes をクリックします。
  9. OK をクリックします。

新規のネットワークインターフェースは、ユーザーが再起動するまで Create Network Interface 一覧の上部に表示されます。

新規のネットワークインターフェースには、仮想マシンを再起動するまで Pending VM restart のリンク状態が表示されます。Link State (リンク状態) にカーソルを合わせて詳細情報を表示します。

ネットワークインターフェースカードが仮想マシンで定義され、ネットワークに接続されている場合は、Link State はデフォルトで Up に設定されます。

6.2.6. 仮想マシンの CD-ROM の編集

以下の手順を使用して、仮想マシンの CD-ROM を設定します。

手順

  1. Virtual Machines タブで、仮想マシンを選択します。
  2. Overview タブを選択します。
  3. CD-ROMs ラベルの右側にある鉛筆アイコンをクリックして Edit CD-ROM ウィンドウを開きます。

    • CD-ROM を編集できない場合は、最初に CD ラベルに blank と表示されます。
    • 利用可能な CD-ROM がある場合は、Eject CD-ROM をクリックして CD-ROM を編集するか、または - をクリックしてこれを削除できます。
  4. Edit CD-ROM ウィンドウで、以下を実行します。

    1. Media Type フィールドで CD-ROM 設定のタイプを選択します。

      • Windows システムでは、Media Type フィールドでWindows ゲストツールがデフォルトで割り当てられます。
    2. それぞれの Media Type に必要な情報を入力します。
    3. Add CD-ROM をクリックします。
  5. すべての CD-ROM が追加されたら、Save をクリックします。