3.10. ビルドの概要

Secret オブジェクトタイプはパスワード、OpenShift Container Platform クライアント設定ファイル、dockercfg ファイル、プライベートソースリポジトリーの認証情報などの機密情報を保持するメカニズムを提供します。シークレットは機密内容を Pod から切り離します。シークレットはボリュームプラグインを使用してコンテナーにマウントすることも、システムが Pod の代わりにシークレットを使用して各種アクションを実行することもできます。

YAML シークレットオブジェクト定義

apiVersion: v1
kind: Secret
metadata:
  name: test-secret
  namespace: my-namespace
type: Opaque 1
data: 2
  username: dmFsdWUtMQ0K 3
  password: dmFsdWUtMg0KDQo=
stringData: 4
  hostname: myapp.mydomain.com 5

1
シークレットにキー名および値の構造を示しています。
2
data フィールドでキーに使用できる形式は、Kubernetes identifiers glossary の DNS_SUBDOMAIN 値のガイドラインに従う必要があります。
3
data マップのキーに関連付けられる値は base64 でエンコーディングされている必要があります。
4
stringData マップのエントリーが base64 に変換され、このエントリーは自動的に data マップに移動します。このフィールドは書き込み専用です。 この値は data フィールドでのみ返されます。
5
stringData マップのキーに関連付けられた値は単純なテキスト文字列で構成されます。

3.10.1. シークレットのプロパティー

キーのプロパティーには以下が含まれます。

  • シークレットデータはその定義とは別に参照できます。
  • シークレットデータのボリュームは一時ファイルストレージ機能 (tmpfs) でサポートされ、ノードで保存されることはありません。
  • シークレットデータは namespace 内で共有できます。

3.10.2. シークレットの種類

type フィールドの値で、シークレットのキー名と値の構造を指定します。このタイプを使用して、シークレットオブジェクトにユーザー名とキーの配置を実行できます。検証の必要がない場合には、デフォルト設定の opaque タイプを使用してください。

以下のタイプから 1 つ指定して、サーバー側で最小限の検証をトリガーし、シークレットデータに固有のキー名が存在することを確認します。

  • kubernetes.io/service-account-token。サービスアカウントトークンを使用します。
  • kubernetes.io/dockercfg。必須の Docker 認証には .dockercfg ファイルを使用します。
  • kubernetes.io/dockerconfigjson。必須の Docker 認証には .docker/config.json ファイルを使用します。
  • kubernetes.io/basic-auth。Basic 認証で使用します。
  • kubernetes.io/ssh-auth。SSH キー認証で使用します。
  • kubernetes.io/tls。TLS 認証局で使用します。

検証の必要がない場合には type= Opaque と指定します。これは、シークレットがキー名または値の規則に準拠しないという意味です。opaque シークレットでは、任意の値を含む、体系化されていない key:value ペアも利用できます。

注記

example.com/my-secret-type などの他の任意のタイプを指定できます。これらのタイプはサーバー側では実行されませんが、シークレットの作成者がその種類のキー/値の要件に従う意図があることを示します。

3.10.3. シークレットの更新

シークレットの値を変更する場合、値 (すでに実行されている Pod で使用される値) は動的に変更されません。シークレットを変更するには、元の Pod を削除してから新規の Pod を作成する必要があります (同じ PodSpec を使用する場合があります)。

シークレットの更新は、新規コンテナーイメージのデプロイと同じワークフローで実行されます。kubectl rolling-update コマンドを使用できます。

シークレットの resourceVersion 値は参照時に指定されません。したがって、シークレットが Pod の起動と同じタイミングで更新される場合、Pod に使用されるシークレットのバージョンは定義されません。

注記

現時点で、Pod の作成時に使用されるシークレットオブジェクトのリソースバージョンを確認することはできません。今後はコントローラーが古い resourceVersion を使用して再起動できるよう Pod がこの情報を報告できるようにすることが予定されています。それまでは既存シークレットのデータを更新せずに別の名前で新規のシークレットを作成します。

3.10.4. シークレットの作成

シークレットに依存する Pod を作成する前に、シークレットを作成する必要があります。

シークレットの作成時に以下を実行します。

  • シークレットデータでシークレットオブジェクトを作成します。
  • Pod のサービスアカウントをシークレットの参照を許可するように更新します。
  • シークレットを環境変数またはファイルとして使用する Pod を作成します (secret ボリュームを使用)。

手順

  • 作成コマンドを使用して JSON または YAML ファイルのシークレットオブジェクトを作成できます。

    $ oc create -f <filename>

    たとえば、ローカルの .docker/config.json ファイルからシークレットを作成できます。

    $ oc create secret generic dockerhub \
        --from-file=.dockerconfigjson=<path/to/.docker/config.json> \
        --type=kubernetes.io/dockerconfigjson

    このコマンドにより、dockerhub という名前のシークレットの JSON 仕様が生成され、オブジェクトが作成されます。

    apiVersion: v1
    kind: Secret
    metadata:
      name: mysecret
    type: Opaque 1
    data:
      username: dXNlci1uYW1l
      password: cGFzc3dvcmQ=
    1
    opaque シークレットを指定します。
    apiVersion: v1
    kind: Secret
    metadata:
      name: aregistrykey
      namespace: myapps
    type: kubernetes.io/dockerconfigjson 1
    data:
      .dockerconfigjson:bm5ubm5ubm5ubm5ubm5ubm5ubm5ubmdnZ2dnZ2dnZ2dnZ2dnZ2dnZ2cgYXV0aCBrZXlzCg== 2
    1
    シークレットが Docker 設定の JSON ファイルを使用することを指定します。
    2
    Docker 設定 JSON ファイルを base64 でエンコードした出力

3.10.4.1. シークレットの使用

シークレットの作成後に、Pod を作成してシークレットを参照し、ログを取得し、Pod を削除することができます。

手順

  1. シークレットを参照する Pod を作成します。

    $ oc create -f <your_yaml_file>.yaml
  2. ログを取得します。

    $ oc logs secret-example-pod
  3. Pod を削除します。

    $ oc delete pod secret-example-pod

追加リソース

  • シークレットデータを含む YAML ファイルのサンプル

    4 つのファイルを作成する YAML シークレット

    apiVersion: v1
    kind: Secret
    metadata:
      name: test-secret
    data:
      username: dmFsdWUtMQ0K     1
      password: dmFsdWUtMQ0KDQo= 2
    stringData:
      hostname: myapp.mydomain.com 3
      secret.properties: |-     4
        property1=valueA
        property2=valueB

    1
    デコードされる値が含まれるファイル
    2
    デコードされる値が含まれるファイル
    3
    提供される文字列が含まれるファイル
    4
    提供されるデータが含まれるファイル

    シークレットデータと共にボリュームのファイルが設定された Pod の YAML

    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
      name: secret-example-pod
    spec:
      containers:
        - name: secret-test-container
          image: busybox
          command: [ "/bin/sh", "-c", "cat /etc/secret-volume/*" ]
          volumeMounts:
              # name must match the volume name below
              - name: secret-volume
                mountPath: /etc/secret-volume
                readOnly: true
      volumes:
        - name: secret-volume
          secret:
            secretName: test-secret
      restartPolicy: Never

    シークレットデータと共に環境変数が設定された Pod の YAML

    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
      name: secret-example-pod
    spec:
      containers:
        - name: secret-test-container
          image: busybox
          command: [ "/bin/sh", "-c", "export" ]
          env:
            - name: TEST_SECRET_USERNAME_ENV_VAR
              valueFrom:
                secretKeyRef:
                  name: test-secret
                  key: username
      restartPolicy: Never

    シークレットデータと環境変数が投入されたビルド設定の YAML

    apiVersion: v1
    kind: BuildConfig
    metadata:
      name: secret-example-bc
    spec:
      strategy:
        sourceStrategy:
          env:
          - name: TEST_SECRET_USERNAME_ENV_VAR
            valueFrom:
              secretKeyRef:
                name: test-secret
                key: username


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