10.2. Red Hat OpenShift Serverless テクノロジープレビューリリースノート (1.4.0)

重要

OpenShift Serverless 1.4.0 には不適切な所有者の参照が含まれており、これにより Kubernetes Ggarbage Collector はすべてのサービスを含む、Knative コントロールプレーン全体を誤って削除してしまいます。この問題を修正するには、OpenShift Serverless 1.4.1 をインストールする必要があります。

10.2.1. 新機能

  • OpenShift Serverless 1.4.0 は OpenShift Container Platform 4.2 以降のバージョンで利用できます。
  • OpenShift Serverless が Knative Serving 0.11.1 を使用するように更新されました。
  • OpenShift Serverless は Knative Client (kn CLI) 0.11.0 を使用するように更新されました。
  • OpenShift Serverless が Knative Serving Operator 0.11.1 を使用するように更新されました。
  • kn CLI は、OpenShift Container Platform Web コンソールの「Command Line Tools」ページからダウンロードできるようになりました。
  • KnativeServing オブジェクトの API グループは、本リリースで serving.knative.dev から operator.knative.dev に変更されました。古い API グループに依存するスクリプトまたはアプリケーションのいずれかを調整して、新規 API グループを使用する必要があります。OpenShift Serverless のインストール手順が更新され、新規 API グループを使用できるようになりました。

    OpenShift Serverless 1.3.0 から 1.4.0 にアップグレードする場合、OpenShift Serverless Operator は、KnativeServing カスタムリソース (CR) を新規 API グループに作成します。この CR は、OpenShift Serverless 1.3.0 で使用されていた古いグループの KnativeServing CR のミラーになります。

    古いグループを一時的に使用し続ける必要がある場合には、これまでのように古い CR を使用できます。ただし、この CR は非推奨となり、最終的には削除されます。

    新規 API グループへの参照を更新した後に、古い CR バージョンを削除し、代わりに新たにデプロイされた KnativeServing CR を使用できます。ダウンタイムなしにこれを安全に行うには、以下を使用して、新たにデプロイされた KnativeServing CR から所有者の参照を削除します。

     $ oc edit knativeserving.operator.knative.dev knative-serving -n knative-serving

    所有者の参照を削除した後には、古い CR バージョンを安全に削除し、新規 CR の使用を開始できます。

    重要

    CR の以前のバージョンが存在する場合、新規 CR への変更は OpenShift Serverless Operator によって上書きされます。古い CR は引き続きアクティブな状態ですが、その CR に対してすべての変更を加える必要があります。

10.2.2. 修正された問題

  • knative-serving-ingress Service Mesh の一部ではない namespace からプライベートのクラスターのローカル Knative Service に接続すると、i/o timeout で失敗しました。この問題は修正されています。
  • container_name および pod_name メトリクスラベルは OpenShift Container Platform 4.3 で削除されました。本書は、新規の container および pod メトリクスラベルを代わりに使用するように更新されています。OpenShift Container Platform 4.3 以降の Serverless でメータリングを使用している場合、Serverless のメータリングについてのドキュメントの現行バージョンに基づいて Prometheus クエリーを更新する必要があります。

10.2.3. 既知の問題

  • oc コマンドでの knativeserving の不適切な使用は、新規 API グループへの移行により機能しなくなりました。たとえば、このコマンドは機能しません。

    $ oc get knativeserving -n knative-serving

    代わりに明示的な完全修飾形式を使用します。例:

    $ oc get knativeserving.operator.knative.dev -n knative-serving
  • OpenShift Container Platform がゼロレイテンシーからスケーリングすると、Pod の作成時に約 10 秒の遅延が発生します。これは、現時点の OpenShift Container Platform の制限です。