24.3. カスタマイズによる vSphere へのクラスターのインストール
OpenShift Container Platform バージョン 4.13 では、インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用して、VMware vSphere インスタンスにクラスターをインストールできます。インストールをカスタマイズするには、クラスターをインストールする前に、install-config.yaml ファイルでパラメーターを変更します。
OpenShift Container Platform は、単一の VMware vCenter へのクラスターのデプロイのみをサポートします。複数の vCenter にマシン/マシンセットを含むクラスターをデプロイすることはサポートされていません。
24.3.1. 前提条件
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認している。
- クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認している。
-
クラスターの 永続ストレージ をプロビジョニングしている。プライベートイメージレジストリーをデプロイするには、ストレージで
ReadWriteManyアクセスモードを指定する必要があります。 - OpenShift Container Platform インストーラーは、vCenter および ESXi ホストのポート 443 にアクセスできる必要があります。ポート 443 にアクセスできることを確認している。
- ファイアウォールを使用する場合は、ポート 443 にアクセスできることを管理者に確認している。インストールを成功させるには、コントロールプレーンノードがポート 443 で vCenter および ESXi ホストに到達できる必要があります。
ファイアウォールを使用する場合は、クラスターがアクセスを必要とするサイトを許可するようにファイアウォールを設定する必要がある。
注記プロキシーを設定する場合は、このサイト一覧も確認してください。
24.3.2. OpenShift Container Platform のインターネットアクセス
OpenShift Container Platform 4.13 では、クラスターをインストールするためにインターネットアクセスが必要になります。
インターネットへのアクセスは以下を実行するために必要です。
- OpenShift Cluster Manager Hybrid Cloud Console にアクセスし、インストールプログラムをダウンロードし、サブスクリプション管理を実行します。クラスターにインターネットアクセスがあり、Telemetry を無効にしない場合、そのサービスは有効なサブスクリプションでクラスターを自動的に使用します。
- クラスターのインストールに必要なパッケージを取得するために Quay.io にアクセスします。
- クラスターの更新を実行するために必要なパッケージを取得します。
クラスターでインターネットに直接アクセスできない場合、プロビジョニングする一部のタイプのインフラストラクチャーでネットワークが制限されたインストールを実行できます。このプロセスで、必要なコンテンツをダウンロードし、これを使用してミラーレジストリーにインストールパッケージを設定します。インストールタイプによっては、クラスターのインストール環境でインターネットアクセスが不要となる場合があります。クラスターを更新する前に、ミラーレジストリーのコンテンツを更新します。
24.3.3. VMware vSphere インフラストラクチャーの要件
使用するコンポーネントの要件を満たす VMware vSphere バージョン 7.0 Update 2 以降のインスタンスに OpenShift Container Platform クラスターをインストールする必要があります。
OpenShift Container Platform バージョン 4.13 は、VMware vSphere バージョン 8.0 をサポートします。
VMware vSphere インフラストラクチャーは、オンプレミスまたは次の表に示す要件を満たす VMware Cloud Verified プロバイダー でホストできます。
表24.9 vSphere 仮想環境のバージョン要件
| 仮想環境製品 | 必須バージョン |
|---|---|
| VMware 仮想ハードウェア | 15 以降 |
| vSphere ESXi ホスト | 7.0 Update 2 以降 |
| vCenter ホスト | 7.0 Update 2 以降 |
表24.10 VMware コンポーネントのサポートされる vSphere の最小バージョン
| コンポーネント | サポートされる最小バージョン | 説明 |
|---|---|---|
| ハイパーバイザー | 仮想ハードウェアバージョン 15 を搭載した vSphere 7.0 Update 2 以降 | このバージョンは、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) がサポートする最小バージョンです。RHCOS と互換性のある Red Hat Enterprise Linux (RHEL) の最新バージョンでサポートされているハードウェアの詳細は、Red Hat Customer Portal の ハードウェア を参照してください。 |
| ストレージおよび In-tree ドライバー | vSphere 7.0 Update 2 以降 | このプラグインは、OpenShift Container Platform に含まれる vSphere の In-tree ストレージドライバーを使用して vSphere ストレージを作成します。 |
| オプション: Networking(NSX-T) | vSphere 7.0 Update 2 以降 | OpenShift Container Platform には vSphere 7.0 Update 2 が必要です。NSX および OpenShift Container Platform の互換性についての詳細は、VMware の NSX コンテナープラグインドキュメント の リリースノート セクションを参照してください。 |
OpenShift Container Platform をインストールする前に、ESXi ホストの時間が同期されていることを確認する必要があります。VMware ドキュメントの Edit Time Configuration for a Host を参照してください。
24.3.4. ネットワーク接続の要件
OpenShift Container Platform クラスターのコンポーネントが通信できるように、マシン間のネットワーク接続を設定する必要があります。
必要なネットワークポートに関する次の詳細を確認してください。
表24.11 すべてのマシンからすべてのマシンへの通信に使用されるポート
| プロトコル | ポート | 説明 |
|---|---|---|
| ICMP | 該当なし | ネットワーク到達性のテスト |
| TCP |
| メトリクス |
|
|
ホストレベルのサービス。 ポート | |
|
| Kubernetes が予約するデフォルトポート | |
|
| openshift-sdn | |
| UDP |
| 仮想拡張可能 LAN (VXLAN) |
|
| Geneve | |
|
|
ポート | |
|
| IPsec IKE パケット | |
|
| IPsec NAT-T パケット | |
| TCP/UDP |
| Kubernetes ノードポート |
| ESP | 該当なし | IPsec Encapsulating Security Payload (ESP) |
表24.12 すべてのマシンからコントロールプレーンへの通信に使用されるポート
| プロトコル | ポート | 説明 |
|---|---|---|
| TCP |
| Kubernetes API |
表24.13 コントロールプレーンマシンからコントロールプレーンマシンへの通信に使用されるポート
| プロトコル | ポート | 説明 |
|---|---|---|
| TCP |
| etcd サーバーおよびピアポート |
24.3.5. VMware vSphere CSI Driver Operator の要件
vSphere CSI Driver Operator をインストールするには、次の要件を満たす必要があります。
- VMware vSphere バージョン 7.0 Update 2 以降
- vCenter 7.0 Update 2 以降
- ハードウェアバージョン 15 以降の仮想マシン
- クラスターにサードパーティーの vSphere CSI ドライバーがインストールされていない
サードパーティーの vSphere CSI ドライバーがクラスターに存在する場合、OpenShift Container Platform はそれを上書きしません。サードパーティーの vSphere CSI ドライバーが存在すると、OpenShift Container Platform を OpenShift Container Platform 4.13 以降にアップグレードできなくなります。
VMware vSphere CSI Driver Operator は、インストールマニフェストの platform: vsphere でデプロイされたクラスターでのみサポートされます。
関連情報
- サードパーティーの vSphere CSI ドライバーを削除するには、サードパーティーの vSphere CSI ドライバーの削除 を参照してください。
- vSphere ノードのハードウェアバージョンを更新するには、vSphere で稼働するノードでのハードウェアの更新 を参照してください。
24.3.6. vCenter の要件
指定のインフラストラクチャーを使用する OpenShift Container Platform クラスターを vCenter にインストールする前に、環境を準備する必要があります。
必要な vCenter アカウントの権限
OpenShift Container Platform クラスターを vCenter にインストールするには、vSphere アカウントに必要なリソースの読み取りと作成のための権限が含まれている必要があります。グローバル管理者権限のあるアカウントを使用すること方法が、必要なすべてのパーミッションにアクセスするための最も簡単な方法です。
例24.4 vSphere API でのインストールに必要なロールと権限
| ロールの vSphere オブジェクト | 必要になる場合 | vSphere API で必要な権限 |
|---|---|---|
| vSphere vCenter | Always |
|
| vSphere vCenter Cluster | 仮想マシンがクラスタールートに作成される場合 |
|
| vSphere vCenter リソースプール | 既存のリソースプールが提供されている場合 |
|
| vSphere Datastore | Always |
|
| vSphere ポートグループ | Always |
|
| 仮想マシンフォルダー | Always |
|
| vSphere vCenter Datacenter |
インストールプログラムが仮想マシンフォルダーを作成する場合。UPI の場合、クラスターが Machine API を使用しないのであれば |
|
例24.5 vCenter グラフィカルユーザーインターフェイス (GUI) でのインストールに必要なロールと権限
| ロールの vSphere オブジェクト | 必要になる場合 | vCenter GUI で必要な権限 |
|---|---|---|
| vSphere vCenter | Always |
|
| vSphere vCenter Cluster | 仮想マシンがクラスタールートに作成される場合 |
|
| vSphere vCenter リソースプール | 既存のリソースプールが提供されている場合 |
|
| vSphere Datastore | Always |
|
| vSphere ポートグループ | Always |
|
| 仮想マシンフォルダー | Always |
|
| vSphere vCenter Datacenter |
インストールプログラムが仮想マシンフォルダーを作成する場合。UPI の場合、クラスターが Machine API を使用しないのであれば |
|
また、ユーザーには一部の ReadOnly パーミッションが必要であり、一部のロールでは、パーミッションを子オブジェクトに伝播するパーミッションが必要です。これらの設定は、クラスターを既存のフォルダーにインストールするかどうかによって異なります。
例24.6 必要なパーミッションおよび伝播の設定
| vSphere オブジェクト | 必要になる場合 | 子への伝播 | パーミッションが必要 |
|---|---|---|---|
| vSphere vCenter | Always | False | 必要な特権が一覧表示 |
| vSphere vCenter Datacenter | 既存のフォルダー | False |
|
| インストールプログラムがフォルダーを作成する | True | 必要な特権が一覧表示 | |
| vSphere vCenter Cluster | 既存のリソースプール | True |
|
| クラスタールートの仮想マシン | True | 必要な特権が一覧表示 | |
| vSphere vCenter Datastore | Always | False | 必要な特権が一覧表示 |
| vSphere Switch | Always | False |
|
| vSphere ポートグループ | Always | False | 必要な特権が一覧表示 |
| vSphere vCenter 仮想マシンフォルダー | 既存のフォルダー | True | 必要な特権が一覧表示 |
| vSphere vCenter リソースプール | 既存のリソースプール | True | 必要な特権が一覧表示 |
必要な権限のみを持つアカウントの作成に関する詳細は、vSphere ドキュメントの vSphere Permissions and User Management Tasks を参照してください。
OpenShift Container Platform と vMotion の使用
vSphere 環境で vMotion を使用する場合は、OpenShift Container Platform クラスターをインストールする前に以下を考慮してください。
OpenShift Container Platform は通常、コンピュートのみの vMotion をサポートします。Storage vMotion を使用すると問題が発生する可能性があるため、これはサポートされていません。
コンピュートおよびコントロールプレーンノードのアップタイムを確保するには、vMotion の VMware のベストプラクティスに従うことが推奨されます。また、VMware 非アフィニティールールを使用して、メンテナンス中またはハードウェアの問題時に OpenShift Container Platform の可用性を向上させることも推奨します。
vMotion および anti-affinity ルールの詳細は、vMotion ネットワーク要件 および VM の非アフィニティールール に関する VMware vSphere のドキュメントを参照してください。
- Pod で vSphere ボリュームを使用している場合、手動でまたは Storage vMotion を使用して仮想マシンをデータストア間で移行すると、OpenShift Container Platform 永続ボリューム (PV) オブジェクト内で無効な参照が発生します。これらの参照により、影響を受ける Pod が起動しなくなり、データが失われる可能性があります。
- 同様に、OpenShift Container Platform は、仮想マシンのプロビジョニング用にデータストアクラスターを、または PV の動的または静的プロビジョニング用にデータストアクラスターを使用するか、PV の動的または静的プロビジョニング用にデータストアクラスターの一部であるデータストアを使用した VMDK のデータストア間での選択的な移行をサポートしません。
クラスターリソース
提供したインフラストラクチャーを使用する OpenShift Container Platform クラスターをデプロイする場合は、vCenter インスタンスに以下のリソースを作成する必要があります。
- 1 フォルダー
- 1 タグカテゴリー
- 1 タグ
仮想マシン:
- 1 テンプレート
- 1 一時的ブートストラップノード
- 3 コントロールプレーンノード
- 3 コンピュートマシン
これらのリソースは 856 GB のストレージを使用しますが、ブートストラップノードはクラスターのインストールプロセス時に破棄されます。標準クラスターを使用するには、最低 800 GB のストレージが必要です。
追加のコンピュートマシンをデプロイする場合、OpenShift Container Platform クラスターは追加のストレージを使用します。
クラスターの制限
利用可能なリソースはクラスターによって異なります。vCenter 内の予想されるクラスター数は、主に利用可能なストレージ容量と必要なリソース数の制限によって制限されます。クラスターが作成する vCenter リソースと、IP アドレスやネットワークなどのクラスターのデプロイに必要なリソースの両方の制限を考慮してください。
ネットワーク要件
ネットワークに動的ホスト設定プロトコル (DHCP) を使用し、クラスターマシンに永続的な IP アドレスを提供するように DHCP サーバーが設定されていることを確認する必要があります。DHCP リースでは、デフォルトゲートウェイを使用するように DHCP を設定する必要があります。すべてのノードが同じ VLAN にある必要があります。2 日目の操作として 2 番目の VLAN を使用してクラスターをスケーリングすることはできません。さらに、OpenShift Container Platform クラスターをインストールする前に以下のネットワークリソースを作成する必要があります。
クラスターの各 OpenShift Container Platform ノードは、DHCP を使用して検出可能な Network Time Protocol (NTP) サーバーにアクセスできることが推奨されます。NTP サーバーなしでインストールが可能です。ただし、非同期のサーバークロックによりエラーが発生しますが、NTP サーバーはこのエラーを阻止します。
必要な IP アドレス
DNS レコード
OpenShift Container Platform クラスターをホストする vCenter インスタンスについて 2 つの静的 IP アドレスの DNS レコードを適切な DNS サーバーに作成する必要があります。各レコードで、 <cluster_name> はクラスター名で、<base_domain> は、クラスターのインストール時に指定するクラスターのベースドメインです。完全な DNS レコードは <component>.<cluster_name>.<base_domain>. の形式を取ります。
表24.14 必要な DNS レコード
| コンポーネント | レコード | 説明 |
|---|---|---|
| API VIP |
| この DNS A/AAAA または CNAME レコードは、コントロールプレーンマシンのロードバランサーを参照する必要があります。このレコードは、クラスター外のクライアントおよびクラスター内のすべてのノードで解決できる必要があります。 |
| Ingress VIP |
| Ingress ルーター Pod を実行するマシンをターゲットにするロードバランサーを参照するワイルドカード DNS A/AAAA または CNAME レコードです。このレコードは、クラスター外のクライアントおよびクラスター内のすべてのノードで解決できる必要があります。 |
24.3.7. クラスターノードの SSH アクセス用のキーペアの生成
OpenShift Container Platform をインストールする際に、SSH パブリックキーをインストールプログラムに指定できます。キーは、Ignition 設定ファイルを介して Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) ノードに渡され、ノードへの SSH アクセスを認証するために使用されます。このキーは各ノードの core ユーザーの ~/.ssh/authorized_keys 一覧に追加され、パスワードなしの認証が可能になります。
キーがノードに渡されると、キーペアを使用して RHCOS ノードにユーザー core として SSH を実行できます。SSH 経由でノードにアクセスするには、秘密鍵のアイデンティティーをローカルユーザーの SSH で管理する必要があります。
インストールのデバッグまたは障害復旧を実行するためにクラスターノードに対して SSH を実行する場合は、インストールプロセスの間に SSH 公開鍵を指定する必要があります。 /openshift-install gather コマンドでは、SSH 公開鍵がクラスターノードに配置されている必要もあります。
障害復旧およびデバッグが必要な実稼働環境では、この手順を省略しないでください。
AWS キーペア などのプラットフォームに固有の方法で設定したキーではなく、ローカルキーを使用する必要があります。
手順
クラスターノードへの認証に使用するローカルマシンに既存の SSH キーペアがない場合は、これを作成します。たとえば、Linux オペレーティングシステムを使用するコンピューターで以下のコマンドを実行します。
$ ssh-keygen -t ed25519 -N '' -f <path>/<file_name> 1- 1
- 新しい SSH キーのパスとファイル名 (
~/.ssh/id_ed25519など) を指定します。既存のキーペアがある場合は、公開鍵が~/.sshディレクトリーにあることを確認します。
公開 SSH キーを表示します。
$ cat <path>/<file_name>.pub
たとえば、次のコマンドを実行して
~/.ssh/id_ed25519.pub公開鍵を表示します。$ cat ~/.ssh/id_ed25519.pub
ローカルユーザーの SSH エージェントに SSH 秘密鍵 ID が追加されていない場合は、それを追加します。キーの SSH エージェント管理は、クラスターノードへのパスワードなしの SSH 認証、または
./openshift-install gatherコマンドを使用する場合は必要になります。注記一部のディストリビューションでは、
~/.ssh/id_rsaおよび~/.ssh/id_dsaなどのデフォルトの SSH 秘密鍵のアイデンティティーは自動的に管理されます。ssh-agentプロセスがローカルユーザーに対して実行されていない場合は、バックグラウンドタスクとして開始します。$ eval "$(ssh-agent -s)"
出力例
Agent pid 31874
SSH プライベートキーを
ssh-agentに追加します。$ ssh-add <path>/<file_name> 1- 1
~/.ssh/id_ed25519などの、SSH プライベートキーのパスおよびファイル名を指定します。
出力例
Identity added: /home/<you>/<path>/<file_name> (<computer_name>)
次のステップ
- OpenShift Container Platform をインストールする際に、SSH パブリックキーをインストールプログラムに指定します。
24.3.8. インストールプログラムの取得
OpenShift Container Platform をインストールする前に、インストールに使用しているホストにインストールファイルをダウンロードします。
前提条件
Linux を実行するマシン (例: 500 MB のローカルディスク領域のある Red Hat Enterprise Linux 8) が必要です。
重要macOS 上でインストールプログラムを実行しようとすると、
golangコンパイラーに関連する既知の問題により、OpenShift Container Platform クラスターのインストールに失敗します。この問題の詳細は、OpenShift Container Platform 4.13 リリースノート ドキュメントの既知の問題というセクションを参照してください。
手順
- OpenShift Cluster Manager サイトの インフラストラクチャープロバイダー ページにアクセスします。Red Hat アカウントがある場合は、認証情報を使用してログインします。アカウントがない場合はこれを作成します。
- インフラストラクチャープロバイダーを選択します。
インストールタイプのページに移動し、ホストオペレーティングシステムとアーキテクチャーに対応するインストールプログラムをダウンロードして、インストール設定ファイルを保存するディレクトリーにファイルを配置します。
重要インストールプログラムは、クラスターのインストールに使用するコンピューターにいくつかのファイルを作成します。クラスターのインストール完了後は、インストールプログラムおよびインストールプログラムが作成するファイルを保持する必要があります。ファイルはいずれもクラスターを削除するために必要になります。
重要インストールプログラムで作成されたファイルを削除しても、クラスターがインストール時に失敗した場合でもクラスターは削除されません。クラスターを削除するには、特定のクラウドプロバイダー用の OpenShift Container Platform のアンインストール手順を実行します。
インストールプログラムを展開します。たとえば、Linux オペレーティングシステムを使用するコンピューターで以下のコマンドを実行します。
$ tar -xvf openshift-install-linux.tar.gz
- Red Hat OpenShift Cluster Manager からインストールプルシークレット をダウンロードします。このプルシークレットを使用し、OpenShift Container Platform コンポーネントのコンテナーイメージを提供する Quay.io など、組み込まれた各種の認証局によって提供されるサービスで認証できます。
24.3.9. vCenter ルート CA 証明書のシステム信頼への追加
インストールプログラムは vCenter の API へのアクセスが必要であるため、OpenShift Container Platform クラスターをインストールする前に vCenter の信頼されたルート CA 証明書をシステム信頼に追加する必要があります。
手順
-
vCenter ホームページから、vCenter のルート CA 証明書をダウンロードします。vSphere Web Services SDK セクションで、Download trusted root CA certificates をクリックします。
<vCenter>/certs/download.zipファイルがダウンロードされます。 vCenter ルート CA 証明書が含まれる圧縮ファイルを展開します。圧縮ファイルの内容は、以下のファイル構造のようになります。
certs ├── lin │ ├── 108f4d17.0 │ ├── 108f4d17.r1 │ ├── 7e757f6a.0 │ ├── 8e4f8471.0 │ └── 8e4f8471.r0 ├── mac │ ├── 108f4d17.0 │ ├── 108f4d17.r1 │ ├── 7e757f6a.0 │ ├── 8e4f8471.0 │ └── 8e4f8471.r0 └── win ├── 108f4d17.0.crt ├── 108f4d17.r1.crl ├── 7e757f6a.0.crt ├── 8e4f8471.0.crt └── 8e4f8471.r0.crl 3 directories, 15 filesオペレーティングシステム用のファイルをシステム信頼に追加します。たとえば、Fedora オペレーティングシステムで以下のコマンドを実行します。
# cp certs/lin/* /etc/pki/ca-trust/source/anchors
システム信頼を更新します。たとえば、Fedora オペレーティングシステムで以下のコマンドを実行します。
# update-ca-trust extract
24.3.10. VMware vSphere のリージョンとゾーンの有効化
OpenShift Container Platform クラスターを、単一の VMware vCenter で実行される複数の vSphere データセンターにデプロイできます。各データセンターは複数のクラスターを実行できます。この設定により、クラスターの障害を引き起こす可能性のあるハードウェア障害やネットワーク停止のリスクが軽減されます。
VMware vSphere のリージョンおよびゾーンの有効化機能には、クラスター内のデフォルトのストレージドライバーとして vSphere Container Storage Interface (CSI) ドライバーが必要です。そのため、この機能は新しくインストールされたクラスターでのみ使用できます。
以前のリリースからアップグレードされたクラスターは、デフォルトでツリー内 vSphere ドライバーを使用するため、クラスターの CSI 自動移行を有効にする必要があります。その後、アップグレードされたクラスターに対して複数のリージョンとゾーンを設定できます。
デフォルトのインストール設定では、クラスターが単一の vSphere データセンターにデプロイされます。クラスターを複数の vSphere データセンターにデプロイする場合は、リージョンおよびゾーン機能を有効にするインストール設定ファイルを作成する必要があります。
デフォルトの install-config.yaml ファイルには vcenters フィールド と FailureDomains フィールドが含まれており、OpenShift Container Platform クラスターに複数の vSphere データセンターとクラスターを指定できます。単一のデータセンターで設定される vSphere 環境に OpenShift Container Platform クラスターをインストールする場合は、これらのフィールドを空白のままにすることができます。
次のリストでは、クラスターのゾーンとリージョンの定義に関連する用語について説明します。
-
障害ドメイン: リージョンとゾーン間の関係を確立します。障害ドメインは、
datastoreオブジェクトなどの vCenter オブジェクトを使用して定義します。障害ドメインは、OpenShift Container Platform クラスターノードの vCenter の場所を定義します。 -
リージョン: vCenter データセンターを指定します。リージョンを定義するには、
openshift-regionタグカテゴリーのタグを使用します。 -
ゾーン: vCenter クラスターを指定します。ゾーンを定義するには、
openshift-zoneタグカテゴリーのタグを使用します。
install-config.yaml ファイルで複数の障害ドメインを指定する予定がある場合は、設定ファイルを作成する前に、タグカテゴリー、ゾーンタグ、およびリージョンタグを作成する必要があります。
リージョンを表す vCenter データセンターごとに vCenter タグを作成する必要があります。さらに、データセンターで実行されるクラスターごとに、ゾーンを表す vCenter タグを作成する必要があります。タグを作成した後、各タグをそれぞれのデータセンターとクラスターにアタッチする必要があります。
次の表は、単一の VMware vCenter で実行されている複数の vSphere データセンターを含む設定のリージョン、ゾーン、タグ間の関係の例を示しています。
| データセンター (リージョン) | クラスター (ゾーン) | タグ |
|---|---|---|
| 米国東部 | us-east-1 | us-east-1a |
| us-east-1b | ||
| us-east-2 | us-east-2a | |
| us-east-2b | ||
| us-west | us-west-1 | us-west-1a |
| us-west-1b | ||
| us-west-2 | us-west-2a | |
| us-west-2b |
24.3.11. インストール設定ファイルの作成
VMware vSphere にインストールする OpenShift Container Platform クラスターをカスタマイズできます。
前提条件
- OpenShift Container Platform インストールプログラム、およびクラスターのプルシークレットを取得する。
- サブスクリプションレベルでサービスプリンシパルのパーミッションを取得する。
手順
install-config.yamlファイルを作成します。インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、以下のコマンドを実行します。
$ ./openshift-install create install-config --dir <installation_directory> 1- 1
<installation_directory>の場合、インストールプログラムが作成するファイルを保存するためにディレクトリー名を指定します。
ディレクトリーを指定する場合:
-
ディレクトリーに
execute権限があることを確認します。この権限は、インストールディレクトリーで Terraform バイナリーを実行するために必要です。 - 空のディレクトリーを使用します。ブートストラップ X.509 証明書などの一部のインストールアセットは有効期限が短いため、インストールディレクトリーを再利用しないでください。別のクラスターインストールの個別のファイルを再利用する必要がある場合は、それらをディレクトリーにコピーすることができます。ただし、インストールアセットのファイル名はリリース間で変更される可能性があります。インストールファイルを以前のバージョンの OpenShift Container Platform からコピーする場合は注意してコピーを行ってください。
プロンプト時に、クラウドの設定の詳細情報を指定します。
オプション: クラスターマシンにアクセスするために使用する SSH キーを選択します。
注記インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、
ssh-agentプロセスが使用する SSH キーを指定します。- ターゲットに設定するプラットフォームとして vsphere を選択します。
- vCenter インスタンスの名前を指定します。
クラスターを作成するのに必要なパーミッションを持つ vCenter アカウントのユーザー名およびパスワードを指定します。
インストールプログラムは vCenter インスタンスに接続します。
接続する vCenter インスタンスのデータセンターを選択します。
注記インストール設定ファイルを作成した後、そのファイルを変更して複数の vSphere データセンター環境を作成できます。これは、単一の VMware vCenter で実行される複数の vSphere データセンターに OpenShift Container Platform クラスターをデプロイできることを意味します。この環境の作成の詳細については、VMware vSphere のリージョンとゾーンの有効化 を参照してください。
- 使用するデフォルトの vCenter データストアを選択します。
- OpenShift Container Platform クラスターをインストールする vCenter クラスターを選択します。インストールプログラムは、vSphere クラスターの root リソースプールをデフォルトのリソースプールとして使用します。
- 設定した仮想 IP アドレスおよび DNS レコードが含まれる vCenter インスタンスのネットワークを選択します。
- コントロールプレーン API のアクセス用に設定した仮想 IP アドレスを入力します。
- クラスター Ingress に設定した仮想 IP アドレスを入力します。
- ベースドメインを入力します。このベースドメインは、設定した DNS レコードで使用したものと同じである必要があります。
- クラスターの記述名を入力します。入力するクラスター名は、DNS レコードの設定時に指定したクラスター名と一致する必要があります。
- Red Hat OpenShift Cluster Manager からプルシークレット を貼り付けます。
install-config.yamlファイルを変更します。利用可能なパラメーターの詳細は、インストール設定パラメーターのセクションを参照してください。注記3 ノードクラスターをインストールする場合は、必ず
compute.replicasパラメーターを0に設定してください。これにより、クラスターのコントロールプレーンがスケジュール可能になります。詳細については、「vSphere への 3 ノードクラスターのインストール」を参照してください。install-config.yamlファイルをバックアップし、複数のクラスターをインストールするのに使用できるようにします。重要install-config.yamlファイルはインストールプロセス時に使用されます。このファイルを再利用する必要がある場合は、この段階でこれをバックアップしてください。
24.3.11.1. インストール設定パラメーター
OpenShift Container Platform クラスターをデプロイする前に、クラスターをホストするクラウドプラットフォームでアカウントを記述し、クラスターのプラットフォームをオプションでカスタマイズするためにパラメーターの値を指定します。install-config.yaml インストール設定ファイルを作成する際に、コマンドラインで必要なパラメーターの値を指定します。クラスターをカスタマイズする場合、install-config.yaml ファイルを変更して、プラットフォームについての詳細情報を指定できます。
インストール後は、これらのパラメーターを install-config.yaml ファイルで変更することはできません。
24.3.11.1.1. 必須設定パラメーター
必須のインストール設定パラメーターは、以下の表で説明されています。
表24.15 必須パラメーター
| パラメーター | 説明 | 値 |
|---|---|---|
|
|
| 文字列 |
|
|
クラウドプロバイダーのベースドメイン。ベースドメインは、OpenShift Container Platform クラスターコンポーネントへのルートを作成するために使用されます。クラスターの完全な DNS 名は、 |
|
|
|
Kubernetes リソース | オブジェクト |
|
|
クラスターの名前。クラスターの DNS レコードはすべて |
小文字いちぶハイフン ( |
|
|
インストールを実行する特定のプラットフォームの設定: | オブジェクト |
|
| Red Hat OpenShift Cluster Manager からプルシークレット を取得して、Quay.io などのサービスから OpenShift Container Platform コンポーネントのコンテナーイメージをダウンロードすることを認証します。 |
{
"auths":{
"cloud.openshift.com":{
"auth":"b3Blb=",
"email":"you@example.com"
},
"quay.io":{
"auth":"b3Blb=",
"email":"you@example.com"
}
}
}
|
24.3.11.1.2. ネットワーク設定パラメーター
既存のネットワークインフラストラクチャーの要件に基づいて、インストール設定をカスタマイズできます。たとえば、クラスターネットワークの IP アドレスブロックを拡張するか、デフォルトとは異なる IP アドレスブロックを指定できます。
- Red Hat OpenShift Networking OVN-Kubernetes ネットワークプラグインを使用する場合、IPv4 と IPv6 の両方のアドレスファミリーがサポートされます。
- Red Hat OpenShift Networking OpenShift SDN ネットワークプラグインを使用する場合、IPv4 アドレスファミリーのみがサポートされます。
VMware vSphere では、デュアルスタックネットワークはプライマリーアドレスファミリーとして IPv4 を指定する必要があります。
デュアルスタックネットワーキングには、次の追加制限が適用されます。
-
ノードは、
node.status.addressesで IPv6 IP アドレスのみを報告します。 - NIC が 1 つだけのノードがサポートされます
-
ホストネットワーキング用に設定された Pod は、
pod.status.IP内の IPv6 アドレスのみを報告します。
両方の IP アドレスファミリーを使用するようにクラスターを設定する場合は、次の要件を確認してください。
- どちらの IP ファミリーも、デフォルトゲートウェイに同じネットワークインターフェイスを使用する必要があります。
- 両方の IP ファミリーにデフォルトゲートウェイが必要です。
- すべてのネットワーク設定パラメーターに対して、IPv4 アドレスと IPv6 アドレスを同じ順序で指定する必要があります。たとえば、以下の設定では、IPv4 アドレスは IPv6 アドレスの前に記載されます。
networking:
clusterNetwork:
- cidr: 10.128.0.0/14
hostPrefix: 23
- cidr: fd00:10:128::/56
hostPrefix: 64
serviceNetwork:
- 172.30.0.0/16
- fd00:172:16::/112Globalnet は、Red Hat OpenShift Data Foundation ディザスターリカバリーソリューションではサポートされていません。局地的なディザスターリカバリーのシナリオでは、各クラスター内のクラスターとサービスネットワークに重複しない範囲のプライベート IP アドレスを使用するようにしてください。
表24.16 ネットワークパラメーター
| パラメーター | 説明 | 値 |
|---|---|---|
|
| クラスターのネットワークの設定。 | オブジェクト 注記
インストール後に |
|
| インストールする Red Hat OpenShift Networking ネットワークプラグイン。 |
|
|
| Pod の IP アドレスブロック。
デフォルト値は 複数の IP アドレスブロックを指定する場合は、ブロックが重複しないようにしてください。 | オブジェクトの配列。以下に例を示します。 networking:
clusterNetwork:
- cidr: 10.128.0.0/14
hostPrefix: 23
|
|
|
IPv4 ネットワーク |
CIDR (Classless Inter-Domain Routing) 表記の IP アドレスブロック。IPv4 ブロックの接頭辞長は |
|
|
それぞれの個別ノードに割り当てるサブネット接頭辞長。たとえば、 | サブネット接頭辞。
デフォルト値は |
|
|
サービスの IP アドレスブロック。デフォルト値は OpenShift SDN および OVN-Kubernetes ネットワークプラグインは、サービスネットワークの単一 IP アドレスブロックのみをサポートします。 | CIDR 形式の IP アドレスブロックを持つ配列。以下に例を示します。 networking: serviceNetwork: - 172.30.0.0/16 |
|
| マシンの IP アドレスブロック。 複数の IP アドレスブロックを指定する場合は、ブロックが重複しないようにしてください。 | オブジェクトの配列。以下に例を示します。 networking: machineNetwork: - cidr: 10.0.0.0/16 |
|
|
| CIDR 表記の IP ネットワークブロック。
例: 注記
優先される NIC が置かれている CIDR に一致する |
24.3.11.1.3. オプションの設定パラメーター
オプションのインストール設定パラメーターは、以下の表で説明されています。
表24.17 オプションのパラメーター
| パラメーター | 説明 | 値 |
|---|---|---|
|
| ノードの信頼済み証明書ストアに追加される PEM でエンコードされた X.509 証明書バンドル。この信頼バンドルは、プロキシーが設定される際にも使用できます。 | 文字列 |
|
| オプションのコアクラスターコンポーネントのインストールを制御します。オプションのコンポーネントを無効にすることで、OpenShift Container Platform クラスターのフットプリントを削減できます。詳しくは、インストール の「クラスター機能ページ」を参照してください。 | 文字列配列 |
|
|
有効にするオプション機能の初期セットを選択します。有効な値は | 文字列 |
|
|
オプションの機能のセットを、 | 文字列配列 |
|
| ワークロードパーティション設定を使用して、OpenShift Container Platform サービス、クラスター管理ワークロード、およびインフラストラクチャー Pod を分離し、予約された CPU セットで実行できます。ワークロードパーティショニングはインストール中にのみ有効にすることができ、インストール後に無効にすることはできません。このフィールドはワークロードのパーティショニングを有効にしますが、特定の CPU を使用するようにワークロードを設定するわけではありません。詳細は、スケーラビリティとパフォーマンス セクションの ワークロードパーティショニング ページを参照してください。 |
|
|
| コンピュートノードを設定するマシンの設定。 |
|
|
|
プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーを決定します。現在、さまざまなアーキテクチャーのクラスターはサポートされていません。すべてのプールは同じアーキテクチャーを指定する必要があります。有効な値は | 文字列 |
|
|
コンピュートマシンで同時マルチスレッドまたは 重要 同時スレッドを無効にする場合は、容量計画においてマシンパフォーマンスの大幅な低下が考慮に入れられていることを確認します。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| プロビジョニングするコンピュートマシン (ワーカーマシンとしても知られる) の数。 |
|
|
| 機能セットのクラスターを有効にします。機能セットは、デフォルトで有効にされない OpenShift Container Platform 機能のコレクションです。インストール中に機能セットを有効にする方法の詳細は、「機能ゲートの使用による各種機能の有効化」を参照してください。 |
文字列。 |
|
| コントロールプレーンを設定するマシンの設定。 |
|
|
|
プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーを決定します。現在、さまざまなアーキテクチャーのクラスターはサポートされていません。すべてのプールは同じアーキテクチャーを指定する必要があります。有効な値は | 文字列 |
|
|
コントロールプレーンマシンで同時マルチスレッドまたは 重要 同時スレッドを無効にする場合は、容量計画においてマシンパフォーマンスの大幅な低下が考慮に入れられていることを確認します。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| プロビジョニングするコントロールプレーンマシンの数。 |
サポートされる値は |
|
| Cloud Credential Operator (CCO) モード。モードを指定しないと、CCO は指定された認証情報の機能を動的に判別しようとします。この場合、複数のモードがサポートされるプラットフォームで Mint モードが優先されます。 注記 すべてのクラウドプロバイダーですべての CCO モードがサポートされているわけではありません。CCO モードの詳細は、Cluster Operators リファレンス の Cloud Credential Operator を参照してください。 注記
AWS アカウントでサービスコントロールポリシー (SCP) が有効になっている場合は、 |
|
|
| release-image コンテンツのソースおよびリポジトリー。 |
オブジェクトの配列。この表の以下の行で説明されているように、 |
|
|
| 文字列 |
|
| 同じイメージが含まれる可能性のあるリポジトリーを 1 つ以上指定します。 | 文字列の配列。 |
|
| Kubernetes API、OpenShift ルートなどのクラスターのユーザーに表示されるエンドポイントをパブリッシュまたは公開する方法。 |
このパラメーターを 重要
フィールドの値が |
|
| クラスターマシンへのアクセスを認証するための単一または複数の SSH キー。 注記
インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、 | 1 つ以上のキー。以下に例を示します。 sshKey: <key1> <key2> <key3> |
24.3.11.1.4. 追加の VMware vSphere 設定パラメーター
追加の VMware vSphere 設定パラメーターは以下の表で説明されています。
表24.18 追加の VMware vSphere クラスターパラメーター
| パラメーター | 説明 | 値 |
|---|---|---|
|
| コントロールプレーン API アクセス用に設定した仮想 IP (VIP) アドレス。 | 複数の IP アドレス |
|
| オプション。ディスクプロビジョニング方法。この値が設定されていない場合、デフォルトで vSphere のデフォルトのストレージポリシーに設定されます。 |
有効な値は、 |
|
|
リージョンとゾーン間の関係を確立します。障害ドメインは、 | 文字列 |
|
| 設定した仮想 IP アドレスと DNS レコードを含む vCenter インスタンス内のネットワークをリスト表示します。 | 文字列 |
|
|
クラスターに複数の障害ドメインを定義する場合は、タグを各 vCenter データセンターにアタッチする必要があります。リージョンを定義するには、 | 文字列 |
|
|
クラスターに複数の障害ドメインを定義する場合は、タグを各 vCenter クラスターにアタッチする必要があります。ゾーンを定義するには、 |
|
|
| クラスター Ingress 用に設定した仮想 IP (VIP) アドレス。 | 複数の IP アドレス |
|
| クラスターをホストするクラウドプラットフォーム上のアカウントについて説明します。パラメーターを使用してプラットフォームをカスタマイズできます。マシンプール内のコンピューティングプレーンマシンとコントロールプレーンマシンに追加の設定を提供する場合、パラメーターはオプションです。OpenShift Container Platform クラスターに指定できる vCenter サーバーは 1 つだけです。 | 文字列 |
|
| vCenter サーバーの完全修飾ホスト名または IP アドレスをリストします。 | 文字列 |
|
|
OpenShift Container Platform 仮想マシン (VM) が動作するデータセンターをリストして定義します。データセンターのリストは、 | 文字列 |
24.3.11.1.5. 非推奨の VMware vSphere 設定パラメーター
OpenShift Container Platform 4.13 では、次の vSphere 設定パラメーターが非推奨になりました。これらのパラメーターは引き続き使用できますが、インストールプログラムはこれらのパラメーターを install-config.yaml ファイルに自動的に指定しません。
次の表に、非推奨になった各 vSphere 設定パラメーターを示します。
表24.19 非推奨の VMware vSphere クラスターパラメーター
| パラメーター | 説明 | 値 |
|---|---|---|
|
| コントロールプレーン API のアクセス用に設定した仮想 IP (VIP) アドレス。 |
IP アドレス (例: 注記
OpenShift Container Platform 4.12 以降では、 |
|
| OpenShift Container Platform クラスターをインストールする vCenter クラスター。 | 文字列 |
|
| OpenShift Container Platform 仮想マシン (VM) が動作するデータセンターを定義します。 | 文字列 |
|
| ボリュームのプロビジョニングに使用するデフォルトデータストアの名前。 | 文字列 |
|
| オプション。インストールプログラムが仮想マシンを作成する既存のフォルダーの絶対パス。この値を指定しない場合、インストールプログラムは、データセンターの仮想マシンフォルダーにインフラストラクチャー ID を使用して名前が付けられたフォルダーを作成します。 |
文字列 (例: |
|
| クラスター Ingress 用に設定した仮想 IP (VIP) アドレス。 |
IP アドレス (例: 注記
OpenShift Container Platform 4.12 以降では、 |
|
| 設定した仮想 IP アドレスおよび DNS レコードが含まれる vCenter インスタンスのネットワーク。 | 文字列 |
|
| vCenter ユーザー名のパスワード。 | 文字列 |
|
|
オプション。インストールプログラムが仮想マシンを作成する既存のリソースプールの絶対パス。値を指定しない場合、インストールプログラムは |
文字列 (例: |
|
| vCenter インスタンスに接続するために使用するユーザー名。このユーザーには、少なくとも vSphere の 静的または動的な永続ボリュームのプロビジョニング に必要なロールおよび権限がなければなりません。 | 文字列 |
|
| vCenter サーバーの完全修飾ホスト名または IP アドレス。 | 文字列 |
24.3.11.1.6. オプションの VMware vSphere マシンプール設定パラメーター
オプションの VMware vSphere マシンプール設定パラメーターは、以下の表で説明されています。
表24.20 オプションの VMware vSphere マシンプールパラメーター
| パラメーター | 説明 | 値 |
|---|---|---|
|
| インストールプログラムが RHCOS イメージをダウンロードする場所。ネットワークが制限された環境でインストールを実行するには、このパラメーターを設定する必要があります。 |
HTTP または HTTPS の URL (オプションで SHA-256 形式のチェックサムを使用)。例: |
|
| ディスクのサイズ (ギガバイト単位)。 | 整数 |
|
|
仮想マシンを割り当てる仮想プロセッサーコアの合計数 | Integer |
|
|
仮想マシンのソケットあたりのコア数。仮想マシンの仮想ソケットの数は | Integer |
|
| 仮想マシンのメモリーのサイズ (メガバイト単位)。 | 整数 |
24.3.11.2. インストーラーでプロビジョニングされる VMware vSphere クラスターの install-config.yaml ファイルのサンプル
install-config.yaml ファイルをカスタマイズして、OpenShift Container Platform クラスターのプラットフォームについての詳細を指定するか、必要なパラメーターの値を変更することができます。
apiVersion: v1 baseDomain: example.com 1 compute: 2 - architecture: amd64 hyperthreading: Enabled 3 name: <worker_node> platform: {} replicas: 3 controlPlane: 4 architecture: amd64 hyperthreading: Enabled 5 name: <parent_node> platform: {} replicas: 3 metadata: creationTimestamp: null name: test 6 platform: vsphere: 7 apiVIPs: - 10.0.0.1 failureDomains: 8 - name: <failure_domain_name> region: <default_region_name> server: <fully_qualified_domain_name> topology: computeCluster: "/<datacenter>/host/<cluster>" datacenter: <datacenter> datastore: "/<datacenter>/datastore/<datastore>" networks: - <VM_Network_name> resourcePool: "/<datacenter>/host/<cluster>/Resources/<resourcePool>" 9 folder: "/<datacenter_name>/vm/<folder_name>/<subfolder_name>" zone: <default_zone_name> ingressVIPs: - 10.0.0.2 vcenters: - datacenters: - <datacenter> password: <password> port: 443 server: <fully_qualified_domain_name> user: administrator@vsphere.local diskType: thin 10 fips: false pullSecret: '{"auths": ...}' sshKey: 'ssh-ed25519 AAAA...'
- 1
- クラスターのベースドメイン。すべての DNS レコードはこのベースのサブドメインである必要があり、クラスター名が含まれる必要があります。
- 2 4
controlPlaneセクションは単一マッピングですが、computeセクションはマッピングのシーケンスになります。複数の異なるデータ構造の要件を満たすには、computeセクションの最初の行はハイフン-で始め、controlPlaneセクションの最初の行はハイフンで始めることができません。1 つのコントロールプレーンプールのみが使用されます。- 3 5
- 同時マルチスレッドまたは
hyperthreadingを有効/無効にするかどうか。デフォルトでは、同時スレッドはマシンのコアのパフォーマンスを上げるために有効にされます。パラメーター値をDisabledに設定するとこれを無効にすることができます。一部のクラスターマシンで同時マルチスレッドを無効にする場合は、これをすべてのクラスターマシンで無効にする必要があります。重要同時スレッドを無効にする場合は、容量計画においてマシンパフォーマンスの大幅な低下が考慮に入れられていることを確認します。同時マルチスレッドを無効にする場合は、マシンで最低でも 8 CPU および 32 GB の RAM を使用する必要があります。
- 6
- DNS レコードに指定したクラスター名。
- 7
- コンピューティングプレーンマシンとコントロールプレーンマシンのマシンプールパラメーターに追加の設定を提供するためのオプションのパラメーター。
- 8
- リージョンとゾーン間の関係を確立します。障害ドメインは、
datastoreオブジェクトなどの vCenter オブジェクトを使用して定義します。障害ドメインは、OpenShift Container Platform クラスターノードの vCenter の場所を定義します。 - 9
- マシン作成用の既存のリソースプールを提供するためのオプションのパラメーター。値を指定しない場合、インストールプログラムは vSphere クラスターのルートリソースプールを使用します。
- 10
- vSphere ディスクのプロビジョニング方法。
OpenShift Container Platform 4.12 以降では、apiVIP および ingressVIP 設定設定は非推奨です。代わりに、リスト形式を使用して、apiVIPs および ingressVIPs 設定設定に値を入力します。
24.3.11.3. インストール時のクラスター全体のプロキシーの設定
実稼働環境では、インターネットへの直接アクセスを拒否し、代わりに HTTP または HTTPS プロキシーを使用することができます。プロキシー設定を install-config.yaml ファイルで行うことにより、新規の OpenShift Container Platform クラスターをプロキシーを使用するように設定できます。
前提条件
-
既存の
install-config.yamlファイルがある。 クラスターがアクセスする必要のあるサイトを確認済みで、それらのいずれかがプロキシーをバイパスする必要があるかどうかを判別している。デフォルトで、すべてのクラスター egress トラフィック (クラスターをホストするクラウドについてのクラウドプロバイダー API に対する呼び出しを含む) はプロキシーされます。プロキシーを必要に応じてバイパスするために、サイトを
Proxyオブジェクトのspec.noProxyフィールドに追加している。注記Proxyオブジェクトのstatus.noProxyフィールドには、インストール設定のnetworking.machineNetwork[].cidr、networking.clusterNetwork[].cidr、およびnetworking.serviceNetwork[]フィールドの値が設定されます。Amazon Web Services (AWS)、Google Cloud Platform (GCP)、Microsoft Azure、および Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) へのインストールの場合、
Proxyオブジェクトのstatus.noProxyフィールドには、インスタンスメタデータのエンドポイント (169.254.169.254) も設定されます。
手順
install-config.yamlファイルを編集し、プロキシー設定を追加します。以下に例を示します。apiVersion: v1 baseDomain: my.domain.com proxy: httpProxy: http://<username>:<pswd>@<ip>:<port> 1 httpsProxy: https://<username>:<pswd>@<ip>:<port> 2 noProxy: example.com 3 additionalTrustBundle: | 4 -----BEGIN CERTIFICATE----- <MY_TRUSTED_CA_CERT> -----END CERTIFICATE----- additionalTrustBundlePolicy: <policy_to_add_additionalTrustBundle> 5
- 1
- クラスター外の HTTP 接続を作成するために使用するプロキシー URL。URL スキームは
httpである必要があります。 - 2
- クラスター外で HTTPS 接続を作成するために使用するプロキシー URL。
- 3
- プロキシーから除外するための宛先ドメイン名、IP アドレス、または他のネットワーク CIDR のコンマ区切りの一覧。サブドメインのみと一致するように、ドメインの前に
.を付けます。たとえば、.y.comはx.y.comに一致しますが、y.comには一致しません。*を使用し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。vCenter の IP アドレスと、そのマシンに使用する IP 範囲を含める必要があります。 - 4
- 指定されている場合、インストールプログラムは HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書が含まれる
user-ca-bundleという名前の設定マップをopenshift-confignamespace に生成します。次に Cluster Network Operator は、これらのコンテンツを Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) 信頼バンドルにマージするtrusted-ca-bundle設定マップを作成し、この設定マップはProxyオブジェクトのtrustedCAフィールドで参照されます。additionalTrustBundleフィールドは、プロキシーのアイデンティティー証明書が RHCOS 信頼バンドルからの認証局によって署名されない限り必要になります。 - 5
- オプション:
trustedCAフィールドのuser-ca-bundle設定マップを参照するProxyオブジェクトの設定を決定するポリシー。許可される値はProxyonlyおよびAlwaysです。Proxyonlyを使用して、http/httpsプロキシーが設定されている場合にのみuser-ca-bundle設定マップを参照します。Alwaysを使用して、常にuser-ca-bundle設定マップを参照します。デフォルト値はProxyonlyです。
注記インストールプログラムは、プロキシーの
readinessEndpointsフィールドをサポートしません。注記インストーラーがタイムアウトした場合は、インストーラーの
wait-forコマンドを使用してデプロイメントを再起動してからデプロイメントを完了します。以下に例を示します。$ ./openshift-install wait-for install-complete --log-level debug
- ファイルを保存し、OpenShift Container Platform のインストール時にこれを参照します。
インストールプログラムは、指定の install-config.yaml ファイルのプロキシー設定を使用する cluster という名前のクラスター全体のプロキシーを作成します。プロキシー設定が指定されていない場合、cluster Proxy オブジェクトが依然として作成されますが、これには spec がありません。
cluster という名前の Proxy オブジェクトのみがサポートされ、追加のプロキシーを作成することはできません。
24.3.11.4. VMware vCenter のリージョンとゾーンの設定
デフォルトのインストール設定ファイルを変更して、単一の VMware vCenter で実行される複数の vSphere データセンターに OpenShift Container Platform クラスターをデプロイできるようにします。
OpenShift Container Platform の以前のリリースのデフォルトの install-config.yaml ファイル設定は非推奨になりました。非推奨のデフォルト設定を引き続き使用できますが、openshift-installer により、設定ファイル内の非推奨のフィールドの使用を示す警告メッセージが表示されます。
この例では、govc コマンドを使用します。govc コマンドは、VMware から入手できるオープンソースコマンドです。Red Hat からは入手できません。Red Hat サポートチームは govc コマンドを保守していません。govc のダウンロードとインストールの手順については、VMware ドキュメント Web サイトを参照してください。
前提条件
既存の
install-config.yamlインストール設定ファイルがあります。重要VMware vCenter Server のデータセンターオブジェクトをプロビジョニングできるように、OpenShift Container Platform クラスターに少なくとも 1 つの障害ドメインを指定する必要があります。異なるデータセンター、クラスター、データストア、その他のコンポーネントに仮想マシンノードをプロビジョニングする必要がある場合は、複数の障害ドメインを指定することを検討してください。
手順
次の
govcコマンドラインツールコマンドを入力して、openshift-regionおよびopenshift-zonevCenter タグカテゴリーを作成します。重要openshift-regionおよびopenshift-zonevCenter タグカテゴリーに異なる名前を指定すると、OpenShift Container Platform クラスターのインストールは失敗します。$ govc tags.category.create -d "OpenShift region" openshift-region
$ govc tags.category.create -d "OpenShift zone" openshift-zone
クラスターをデプロイする各リージョン vSphere データセンターのリージョンタグを作成するには、ターミナルで次のコマンドを入力します。
$ govc tags.create -c <region_tag_category> <region_tag>
クラスターをデプロイする vSphere クラスターごとにゾーンタグを作成するには、次のコマンドを入力します。
$ govc tags.create -c <zone_tag_category> <zone_tag>
次のコマンドを入力して、各 vCenter データセンターオブジェクトにリージョンタグをアタッチします。
$ govc tags.attach -c <region_tag_category> <region_tag_1> /<datacenter_1>
次のコマンドを入力して、各 vCenter データセンターオブジェクトにゾーンタグをアタッチします。
$ govc tags.attach -c <zone_tag_category> <zone_tag_1> /<datacenter_1>/host/vcs-mdcnc-workload-1
- インストールプログラムが含まれるディレクトリーに移動し、選択したインストール要件に従ってクラスターデプロイメントを初期化します。
vSphere センターで定義された複数のデータセンターを含むサンプル install-config.yaml ファイル
---
compute:
---
vsphere:
zones:
- "<machine_pool_zone_1>"
- "<machine_pool_zone_2>"
---
controlPlane:
---
vsphere:
zones:
- "<machine_pool_zone_1>"
- "<machine_pool_zone_2>"
---
platform:
vsphere:
vcenters:
---
datacenters:
- <datacenter1_name>
- <datacenter2_name>
failureDomains:
- name: <machine_pool_zone_1>
region: <region_tag_1>
zone: <zone_tag_1>
server: <fully_qualified_domain_name>
topology:
datacenter: <datacenter1>
computeCluster: "/<datacenter1>/host/<cluster1>"
networks:
- <VM_Network1_name>
datastore: "/<datacenter1>/datastore/<datastore1>"
resourcePool: "/<datacenter1>/host/<cluster1>/Resources/<resourcePool1>"
folder: "/<datacenter1>/vm/<folder1>"
- name: <machine_pool_zone_2>
region: <region_tag_2>
zone: <zone_tag_2>
server: <fully_qualified_domain_name>
topology:
datacenter: <datacenter2>
computeCluster: "/<datacenter2>/host/<cluster2>"
networks:
- <VM_Network2_name>
datastore: "/<datacenter2>/datastore/<datastore2>"
resourcePool: "/<datacenter2>/host/<cluster2>/Resources/<resourcePool2>"
folder: "/<datacenter2>/vm/<folder2>"
---
24.3.12. クラスターのデプロイ
互換性のあるクラウドプラットフォームに OpenShift Container Platform をインストールできます。
インストールプログラムの create cluster コマンドは、初期インストール時に 1 回だけ実行できます。
前提条件
- OpenShift Container Platform インストールプログラム、およびクラスターのプルシークレットを取得する。
- ホスト上のクラウドプロバイダーアカウントに、クラスターをデプロイするための適切な権限があることを確認してください。アカウントの権限が正しくないと、インストールプロセスが失敗し、不足している権限を示すエラーメッセージが表示されます。
オプション: クラスターを作成する前に、デフォルトのロードバランサーの代わりに外部ロードバランサーを設定します。
重要インストールプログラムに API および Ingress 静的アドレスを指定する必要はありません。この設定を選択した場合は、追加のアクションを実行して、参照される各 vSphere サブネットから IP アドレスを受け入れるネットワークターゲットを定義する必要があります。「外部ロードバランサーの設定」のセクションを参照してください。
手順
インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、クラスターのデプロイメントを初期化します。
$ ./openshift-install create cluster --dir <installation_directory> \ 1 --log-level=info 2
検証
クラスターのデプロイが正常に完了すると、次のようになります。
-
ターミナルには、Web コンソールへのリンクや
kubeadminユーザーの認証情報など、クラスターにアクセスするための指示が表示されます。 -
認証情報は
<installation_directory>/.openshift_install.logにも出力されます。
インストールプログラム、またはインストールプログラムが作成するファイルを削除することはできません。これらはいずれもクラスターを削除するために必要になります。
出力例
... INFO Install complete! INFO To access the cluster as the system:admin user when using 'oc', run 'export KUBECONFIG=/home/myuser/install_dir/auth/kubeconfig' INFO Access the OpenShift web-console here: https://console-openshift-console.apps.mycluster.example.com INFO Login to the console with user: "kubeadmin", and password: "password" INFO Time elapsed: 36m22s
-
インストールプログラムが生成する Ignition 設定ファイルには、24 時間が経過すると期限切れになり、その後に更新される証明書が含まれます。証明書を更新する前にクラスターが停止し、24 時間経過した後にクラスターを再起動すると、クラスターは期限切れの証明書を自動的に復元します。例外として、kubelet 証明書を回復するために保留状態の
node-bootstrapper証明書署名要求 (CSR) を手動で承認する必要があります。詳細は、コントロールプレーン証明書の期限切れの状態からのリカバリー についてのドキュメントを参照してください。 - 24 時間証明書はクラスターのインストール後 16 時間から 22 時間にローテーションするため、Ignition 設定ファイルは、生成後 12 時間以内に使用することをお勧めします。12 時間以内に Ignition 設定ファイルを使用することにより、インストール中に証明書の更新が実行された場合のインストールの失敗を回避できます。
24.3.13. バイナリーのダウンロードによる OpenShift CLI のインストール
コマンドラインインターフェイスを使用して OpenShift Container Platform と対話するために CLI (oc) をインストールすることができます。oc は Linux、Windows、または macOS にインストールできます。
以前のバージョンの oc をインストールしている場合、これを使用して OpenShift Container Platform 4.13 のすべてのコマンドを実行することはできません。新規バージョンの oc をダウンロードし、インストールします。
Linux への OpenShift CLI のインストール
以下の手順を使用して、OpenShift CLI (oc) バイナリーを Linux にインストールできます。
手順
- Red Hat カスタマーポータルの OpenShift Container Platform ダウンロードページ に移動します。
- Product Variant ドロップダウンリストからアーキテクチャーを選択します。
- バージョン ドロップダウンリストから適切なバージョンを選択します。
- OpenShift v4.13 Linux Client エントリーの横にある Download Now をクリックして、ファイルを保存します。
アーカイブを展開します。
$ tar xvf <file>
ocバイナリーを、PATHにあるディレクトリーに配置します。PATHを確認するには、以下のコマンドを実行します。$ echo $PATH
OpenShift CLI のインストール後に、oc コマンドを使用して利用できます。
$ oc <command>
Windows への OpenShift CLI のインストール
以下の手順を使用して、OpenShift CLI (oc) バイナリーを Windows にインストールできます。
手順
- Red Hat カスタマーポータルの OpenShift Container Platform ダウンロードページ に移動します。
- バージョン ドロップダウンリストから適切なバージョンを選択します。
- OpenShift v4.13 Windows Client エントリーの横にある Download Now をクリックして、ファイルを保存します。
- ZIP プログラムでアーカイブを解凍します。
ocバイナリーを、PATHにあるディレクトリーに移動します。PATHを確認するには、コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを実行します。C:\> path
OpenShift CLI のインストール後に、oc コマンドを使用して利用できます。
C:\> oc <command>
macOC への OpenShift CLI のインストール
以下の手順を使用して、OpenShift CLI (oc) バイナリーを macOS にインストールできます。
手順
- Red Hat カスタマーポータルの OpenShift Container Platform ダウンロードページ に移動します。
- バージョン ドロップダウンリストから適切なバージョンを選択します。
OpenShift v4.13 macOS Client エントリーの横にある Download Now をクリックして、ファイルを保存します。
注記macOS arm64 の場合は、OpenShift v4.13 macOS arm64 Client エントリーを選択します。
- アーカイブを展開し、解凍します。
ocバイナリーをパスにあるディレクトリーに移動します。PATHを確認するには、ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。$ echo $PATH
OpenShift CLI のインストール後に、oc コマンドを使用して利用できます。
$ oc <command>
24.3.14. CLI の使用によるクラスターへのログイン
クラスター kubeconfig ファイルをエクスポートし、デフォルトシステムユーザーとしてクラスターにログインできます。kubeconfig ファイルには、クライアントを正しいクラスターおよび API サーバーに接続するために CLI で使用されるクラスターについての情報が含まれます。このファイルはクラスターに固有のファイルであり、OpenShift Container Platform のインストール時に作成されます。
前提条件
- OpenShift Container Platform クラスターをデプロイしていること。
-
ocCLI をインストールしていること。
手順
kubeadmin認証情報をエクスポートします。$ export KUBECONFIG=<installation_directory>/auth/kubeconfig 1- 1
<installation_directory>には、インストールファイルを保存したディレクトリーへのパスを指定します。
エクスポートされた設定を使用して、
ocコマンドを正常に実行できることを確認します。$ oc whoami
出力例
system:admin
24.3.15. レジストリーストレージの作成
クラスターのインストール後に、レジストリー Operator のストレージを作成する必要があります。
24.3.15.1. インストール時に削除されたイメージレジストリー
共有可能なオブジェクトストレージを提供しないプラットフォームでは、OpenShift イメージレジストリー Operator 自体が Removed としてブートストラップされます。これにより、openshift-installer がそれらのプラットフォームタイプでのインストールを完了できます。
インストール後に、イメージレジストリー Operator 設定を編集して managementState を Removed から Managed に切り替える必要があります。
24.3.15.2. イメージレジストリーストレージの設定
イメージレジストリー Operator は、デフォルトストレージを提供しないプラットフォームでは最初は利用できません。インストール後に、レジストリー Operator を使用できるようにレジストリーをストレージを使用するように設定する必要があります。
実稼働クラスターに必要な永続ボリュームの設定についての手順が示されます。該当する場合、空のディレクトリーをストレージの場所として設定する方法が表示されます。これは、実稼働以外のクラスターでのみ利用できます。
アップグレード時に Recreate ロールアウトストラテジーを使用して、イメージレジストリーがブロックストレージタイプを使用することを許可するための追加の手順が提供されます。
24.3.15.2.1. VMware vSphere のレジストリーストレージの設定
クラスター管理者は、インストール後にレジストリーをストレージを使用できるように設定する必要があります。
前提条件
- クラスター管理者のパーミッション。
- VMware vSphere 上のクラスター。
Red Hat OpenShift Data Foundation など、クラスターのプロビジョニングされた永続ストレージ。
重要OpenShift Container Platform は、1 つのレプリカのみが存在する場合にイメージレジストリーストレージの
ReadWriteOnceアクセスをサポートします。ReadWriteOnceアクセスでは、レジストリーがRecreateロールアウト戦略を使用する必要もあります。2 つ以上のレプリカで高可用性をサポートするイメージレジストリーをデプロイするには、ReadWriteManyアクセスが必要です。- 100Gi の容量が必要です。
テストにより、NFS サーバーを RHEL でコアサービスのストレージバックエンドとして使用することに関する問題が検出されています。これには、OpenShift Container レジストリーおよび Quay、メトリクスストレージの Prometheus、およびロギングストレージの Elasticsearch が含まれます。そのため、コアサービスで使用される PV をサポートするために RHEL NFS を使用することは推奨されていません。
他の NFS の実装ではこれらの問題が検出されない可能性があります。OpenShift Container Platform コアコンポーネントに対して実施された可能性のあるテストに関する詳細情報は、個別の NFS 実装ベンダーにお問い合わせください。
手順
レジストリーをストレージを使用できるように設定するには、
configs.imageregistry/clusterリソースのspec.storage.pvcを変更します。注記共有ストレージを使用する場合は、外部からアクセスを防ぐためにセキュリティー設定を確認します。
レジストリー Pod がないことを確認します。
$ oc get pod -n openshift-image-registry -l docker-registry=default
出力例
No resourses found in openshift-image-registry namespace
注記出力にレジストリー Pod がある場合は、この手順を続行する必要はありません。
レジストリー設定を確認します。
$ oc edit configs.imageregistry.operator.openshift.io
出力例
storage: pvc: claim: 1- 1
image-registry-storage永続ボリューム要求 (PVC) の自動作成を許可するには、claimフィールドを空白のままにします。PVC は、デフォルトのストレージクラスに基づいて生成されます。ただし、デフォルトのストレージクラスは、RADOS ブロックデバイス (RBD) などの ReadWriteOnce (RWO) ボリュームを提供する可能性があることに注意してください。これは、複数のレプリカに複製するときに問題を引き起こす可能性があります。
clusteroperatorステータスを確認します。$ oc get clusteroperator image-registry
出力例
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING DEGRADED SINCE MESSAGE image-registry 4.7 True False False 6h50m
24.3.15.2.2. VMware vSphere のブロックレジストリーストレージの設定
イメージレジストリーがクラスター管理者によるアップグレード時に vSphere Virtual Machine Disk (VMDK) などのブロックストレージタイプを使用できるようにするには、Recreate ロールアウトストラテジーを使用できます。
ブロックストレージボリュームはサポートされますが、実稼働クラスターでのイメージレジストリーと併用することは推奨されません。レジストリーに複数のレプリカを含めることができないため、ブロックストレージにレジストリーが設定されているインストールに高可用性はありません。
手順
イメージレジストリーストレージをブロックストレージタイプとして設定するには、レジストリーが
Recreateロールアウトストラテジーを使用し、1レプリカのみで実行されるように、レジストリーにパッチを適用します。$ oc patch config.imageregistry.operator.openshift.io/cluster --type=merge -p '{"spec":{"rolloutStrategy":"Recreate","replicas":1}}'ブロックストレージデバイスの PV をプロビジョニングし、そのボリュームの PVC を作成します。要求されたブロックボリュームは ReadWriteOnce (RWO) アクセスモードを使用します。
以下の内容で
pvc.yamlファイルを作成して VMware vSpherePersistentVolumeClaimオブジェクトを定義します。kind: PersistentVolumeClaim apiVersion: v1 metadata: name: image-registry-storage 1 namespace: openshift-image-registry 2 spec: accessModes: - ReadWriteOnce 3 resources: requests: storage: 100Gi 4
ファイルから
PersistentVolumeClaimオブジェクトを作成します。$ oc create -f pvc.yaml -n openshift-image-registry
正しい PVC を参照するようにレジストリー設定を編集します。
$ oc edit config.imageregistry.operator.openshift.io -o yaml
出力例
storage: pvc: claim: 1- 1
- カスタム PVC を作成すると、
image-registry-storagePVC のデフォルトの自動作成のclaimフィールドを空のままにすることができます。
正しい PVC を参照するようにレジストリーストレージを設定する手順については、vSphere のレジストリーの設定 を参照してください。
24.3.16. VMware vSphere ボリュームのバックアップ
OpenShift Container Platform は、自由にクラスターないのノードにあるボリュームをアタッチしたり、アタッチ解除できるように、個別の永続ディスクとして新規ボリュームをプロビジョニングします。そのため、スナップショットを使用するボリュームはバックアップしたり、スナップショットからボリュームを復元したりすることはできません。詳細は、スナップショットの制限 を参照してください。
手順
永続ボリュームのバックアップを作成すには、以下を実行します。
- 永続ボリュームを使用しているアプリケーションを停止します。
- 永続ボリュームのクローンを作成します。
- アプリケーションを再起動します。
- クローンを作成したボリュームのバックアップを作成します。
- クローンを作成したボリュームを削除します。
24.3.17. OpenShift Container Platform の Telemetry アクセス
OpenShift Container Platform 4.13 では、クラスターの健全性および正常に実行された更新についてのメトリクスを提供するためにデフォルトで実行される Telemetry サービスにもインターネットアクセスが必要です。クラスターがインターネットに接続されている場合、Telemetry は自動的に実行され、クラスターは OpenShift Cluster Manager Hybrid Cloud Console に登録されます。
OpenShift Cluster Manager インベントリーが正常である (Telemetry によって自動的に維持、または OpenShift Cluster Manager Hybrid Cloud Console を使用して手動で維持) ことを確認した後に、subscription watch を使用 して、アカウントまたはマルチクラスターレベルで OpenShift Container Platform サブスクリプションを追跡します。
関連情報
- Telemetry サービスの詳細は、リモートヘルスモニタリングについて を参照してください。
24.3.18. 外部ロードバランサーの設定
OpenShift Container Platform クラスターを設定し、デフォルトのロードバランサーの代わりに外部ロードバランサーを使用することができます。
複数のサブネットをサポートする外部ロードバランサーを使用するように OpenShift Container Platform クラスターを設定することもできます。複数のサブネットを使用する場合は、ロードバランサーターゲットが使用するネットワーク内のすべての IP アドレスを明示的にリストできます。この設定では、ロードバランサーターゲットを再設定せずにネットワーク内でノードを作成および破棄できるため、メンテナンスオーバーヘッドを削減できます。
/27 や /28 などの小規模なネットワーク上に設定されたマシンを使用して Ingress Pod をデプロイする場合、ロードバランサーのターゲットを簡素化できます。
インストールプログラムに API および Ingress 静的アドレスを指定する必要はありません。この設定を選択した場合は、追加のアクションを実行して、参照される各 vSphere サブネットから IP アドレスを受け入れるネットワークターゲットを定義する必要があります。
前提条件
- ロードバランサーでは、クラスターの外部にあるシステムのすべてのユーザーがポート 6443、443、および 80 経由の TCP に到達できる必要があります。
- すべてのコンピュートノード間でアプリケーションポート 443 と 80 の負荷を分散します。
- それぞれのコントロールプレーンノード間で API ポート 6443 を負荷分散します。
- ロードバランサーでは、Ignition 起動設定をノードに提供するために使用されるポート 22623 はクラスター外に公開されません。
ロードバランサーは、クラスター内の各ノード上の必要なポートにアクセスできます。次のアクションを実行することで、このレベルのアクセスを確保できます。
- API ロードバランサーは、コントロールプレーンノードのポート 22623 および 6443 にアクセスできます。
- ingress ロードバランサーは、ingress Pod が配置されているノードのポート 443 および 80 にアクセスできます。
- オプション: 複数のネットワークを使用している場合は、ノードをホストできるネットワーク内のすべての IP アドレスのターゲットを作成できます。この設定により、クラスターのメンテナンスのオーバーヘッドを削減できます。
手順
ポート 6443、443、および 80 でロードバランサーからクラスターへのアクセスを有効にします。
たとえば、以下の HAProxy 設定に留意してください。
サンプル HAProxy 設定のセクション
... listen my-cluster-api-6443 bind 0.0.0.0:6443 mode tcp balance roundrobin server my-cluster-master-2 192.0.2.2:6443 check server my-cluster-master-0 192.0.2.3:6443 check server my-cluster-master-1 192.0.2.1:6443 check listen my-cluster-apps-443 bind 0.0.0.0:443 mode tcp balance roundrobin server my-cluster-worker-0 192.0.2.6:443 check server my-cluster-worker-1 192.0.2.5:443 check server my-cluster-worker-2 192.0.2.4:443 check listen my-cluster-apps-80 bind 0.0.0.0:80 mode tcp balance roundrobin server my-cluster-worker-0 192.0.2.7:80 check server my-cluster-worker-1 192.0.2.9:80 check server my-cluster-worker-2 192.0.2.8:80 checkロードバランサーでクラスター API およびアプリケーションの DNS サーバーにレコードを追加します。以下に例を示します。
<load_balancer_ip_address> api.<cluster_name>.<base_domain> <load_balancer_ip_address> apps.<cluster_name>.<base_domain>
コマンドラインで
curlを使用して、外部ロードバランサーおよび DNS 設定が機能することを確認します。クラスター API がアクセス可能であることを確認します。
$ curl https://<loadbalancer_ip_address>:6443/version --insecure
設定が正しい場合は、応答として JSON オブジェクトを受信します。
{ "major": "1", "minor": "11+", "gitVersion": "v1.11.0+ad103ed", "gitCommit": "ad103ed", "gitTreeState": "clean", "buildDate": "2019-01-09T06:44:10Z", "goVersion": "go1.10.3", "compiler": "gc", "platform": "linux/amd64" }クラスターアプリケーションがアクセス可能であることを確認します。
注記Web ブラウザーで OpenShift Container Platform コンソールを開き、アプリケーションのアクセスを確認することもできます。
$ curl http://console-openshift-console.apps.<cluster_name>.<base_domain> -I -L --insecure
設定が正しい場合は、HTTP 応答を受信します。
HTTP/1.1 302 Found content-length: 0 location: https://console-openshift-console.apps.<cluster-name>.<base domain>/ cache-control: no-cacheHTTP/1.1 200 OK referrer-policy: strict-origin-when-cross-origin set-cookie: csrf-token=39HoZgztDnzjJkq/JuLJMeoKNXlfiVv2YgZc09c3TBOBU4NI6kDXaJH1LdicNhN1UsQWzon4Dor9GWGfopaTEQ==; Path=/; Secure x-content-type-options: nosniff x-dns-prefetch-control: off x-frame-options: DENY x-xss-protection: 1; mode=block date: Tue, 17 Nov 2020 08:42:10 GMT content-type: text/html; charset=utf-8 set-cookie: 1e2670d92730b515ce3a1bb65da45062=9b714eb87e93cf34853e87a92d6894be; path=/; HttpOnly; Secure; SameSite=None cache-control: private
24.3.19. 次のステップ
- クラスターをカスタマイズ します。
- 必要な場合は、リモートヘルスレポートをオプトアウト することができます。
- レジストリーをセットアップし、レジストリーストレージを設定 します。
- オプション: vSphere Problem Detector Operator からのイベントを表示 し、クラスターにパーミッションまたはストレージ設定の問題があるかどうかを判別します。