第21章 IBM Power Virtual Server へのインストール
21.1. IBM Power Virtual Server へのインストールの準備
このセクションに記載されているインストールワークフローは、IBM Power Virtual Server インフラストラクチャー環境を対象としています。
21.1.1. 前提条件
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認している。
- クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認している。
インストーラーによってプロビジョニングされたインフラストラクチャーを使用する IBM Power Virtual Server は、テクノロジープレビューのみの機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
21.1.2. IBM Power Virtual Server に OpenShift Container Platform をインストールするための要件
IBM Power Virtual Server に OpenShift Container Platform をインストールする前に、サービスアカウントを作成し、IBM Cloud アカウントを設定する必要があります。アカウントの作成、DNS およびサポートされる IBM Power Virtual Server 領域の設定の詳細は、IBM Cloud アカウントの設定 を参照してください。
クラスターを IBM Power Virtual Server にインストールする場合は、クラウド認証情報を手動で管理する必要があります。これは、クラスターをインストールする前に、手動モードの Cloud Credential Operator (CCO) を設定して実行します。
21.1.3. IBM Power Virtual Server に OpenShift Container Platform をインストールする方法の選択
インストーラーがプロビジョニングしたインフラストラクチャーを使用して、OpenShift Container Platform を IBM Power Virtual Server にインストールできます。このプロセスでは、インストールプログラムを使用して、クラスターの基盤となるインフラストラクチャーをプロビジョニングします。現時点では、ユーザーがプロビジョニングしたインフラストラクチャーを使用した IBM Power Virtual Server への OpenShift Container Platform のインストールはサポートされていません。
インストーラーがプロビジョニングしたインストールプロセスの詳細については、インストールプロセス を参照してください。
21.1.3.1. インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーへのクラスターのインストール
以下のいずれかの方法を使用して、OpenShift Container Platform インストールプログラムによってプロビジョニングされた IBM Power Virtual Server インフラストラクチャーにクラスターをインストールできます。
- IBM Power Virtual Server へのカスタマイズされたクラスターのインストール: インストールプログラムがプロビジョニングする IBM Power Virtual Server インフラストラクチャーにカスタマイズされたクラスターをインストールできます。インストールプログラムは、インストールの段階で一部のカスタマイズを適用できるようにします。その他の数多くのカスタマイズオプションは、インストール後 に利用できます。
- IBM Power Virtual Server 上のクラスターを既存の VPC にインストールする: IBM Power Virtual Server 上の OpenShift Container Platform を既存の Virtual Private Cloud (VPC) にインストールできます。このインストール方法は、新規アカウントまたはインフラストラクチャーを作成する際の制限など、会社のガイドラインによる制約がある場合に使用できます。
- プライベートクラスターの IBM Power Virtual Server へ のインストール:プライベートクラスターを IBM Power Virtual Server にインストールできます。この方法を使用して、インターネット上に表示されない内部ネットワークに OpenShift Container Platform をデプロイすることができます。
- 制限されたネットワーク内の IBM Power Virtual Server へのクラスターのインストール: インストールリリースコンテンツの内部ミラーを使用して、インストーラーがプロビジョニングしたインフラストラクチャー上の IBM Power Virtual Server に OpenShift Container Platform をインストールできます。この方法を使用して、ソフトウェアコンポーネントを取得するためにアクティブなインターネット接続を必要としないクラスターをインストールできます。
21.1.4. Cloud Credential Operator ユーティリティーの設定
Cloud Credential Operator (CCO) は、クラウドプロバイダーの認証情報を Kubernetes カスタムリソース定義 (CRD) として管理します。IBM Power Virtual Server にクラスターをインストールするには、インストールプロセスの一部として CCO を manual モードに設定する必要があります。
Cloud Credential Operator (CCO) が手動モードで動作しているときにクラスターの外部からクラウドクレデンシャルを作成および管理するには、CCO ユーティリティー (ccoctl) バイナリーを抽出して準備します。
ccoctl ユーティリティーは、Linux 環境で実行する必要がある Linux バイナリーです。
前提条件
- クラスター管理者のアクセスを持つ OpenShift Container Platform アカウントを使用できる。
-
OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。
手順
以下のコマンドを実行して、OpenShift Container Platform リリースイメージを取得します。
$ RELEASE_IMAGE=$(./openshift-install version | awk '/release image/ {print $3}')以下のコマンドを実行して、OpenShift Container Platform リリースイメージから CCO コンテナーイメージを取得します。
$ CCO_IMAGE=$(oc adm release info --image-for='cloud-credential-operator' $RELEASE_IMAGE -a ~/.pull-secret)
注記$RELEASE_IMAGEのアーキテクチャーが、ccoctlツールを使用する環境のアーキテクチャーと一致していることを確認してください。以下のコマンドを実行して、OpenShift Container Platform リリースイメージ内の CCO コンテナーイメージから
ccoctlバイナリーを抽出します。$ oc image extract $CCO_IMAGE --file="/usr/bin/ccoctl" -a ~/.pull-secret
次のコマンドを実行して、権限を変更して
ccoctlを実行可能にします。$ chmod 775 ccoctl
検証
ccoctlを使用する準備ができていることを確認するには、次のコマンドを実行してヘルプファイルを表示します。$ ccoctl --help
ccoctl --helpの出力OpenShift credentials provisioning tool Usage: ccoctl [command] Available Commands: alibabacloud Manage credentials objects for alibaba cloud aws Manage credentials objects for AWS cloud gcp Manage credentials objects for Google cloud help Help about any command ibmcloud Manage credentials objects for IBM Cloud nutanix Manage credentials objects for Nutanix Flags: -h, --help help for ccoctl Use "ccoctl [command] --help" for more information about a command.
関連情報