8.5. 単一ノードの OpenShift Container Platform の更新

コンソールまたは CLI のいずれかを使用して、単一ノードの OpenShift Container Platform クラスターを更新またはアップグレードできます。

ただし、以下の制限事項に注意してください。

  • 他にヘルスチェックを実行するノードがないので、MachineHealthCheck リソースを一時停止する時に課される前提条件は必要ありません。
  • etcd バックアップを使用した単一ノードの OpenShift Container Platform クラスターの復元は、正式にはサポートされていません。ただし、アップグレードに失敗した場合には、etcd バックアップを実行することが推奨されます。コントロールプレーンが正常である場合には、バックアップを使用してクラスターを以前の状態に復元できる場合があります。
  • 単一ノードの OpenShift Container Platform クラスターを更新するには、ダウンタイムが必要です。更新には、自動再起動も含まれる可能性があります。ダウンタイムの時間は、以下のシナリオのように更新ペイロードによって異なります。

    • 更新ペイロードに再起動が必要なオペレーティングシステムの更新が含まれる場合には、ダウンタイムは、クラスター管理およびユーザーのワークロードに大きく影響します。
    • 更新に含まれるマシン設定の変更で、再起動の必要がない場合には、ダウンタイムは少なくなり、クラスター管理およびユーザーワークロードへの影響は低くなります。この場合、クラスターに、ワークロードの再スケジューリングするノードが他にないため、単一ノードの OpenShift Container Platform でノードのドレイン (解放) のステップが省略されます。
    • 更新ペイロードにオペレーティングシステムの更新またはマシン設定の変更が含まれていない場合は、API が短時間してすぐに解決します。
重要

更新パッケージのバグなどの制約があり、再起動後に単一ノードが再起動されないことがあります。この場合、更新は自動的にロールバックされません。

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