5.8. ネットワークトレースメソッド

パケットキャプチャーレコードの形式でネットワークトレースを収集すると、Red Hat がネットワークの問題のトラブルシューティングをサポートできます。

OpenShift Container Platform では、ネットワークトレースの実行方法として 2 種類サポートします。以下の表を確認し、ニーズに合った方法を選択します。

表5.2 サポート対象のネットワークトレース収集の方法

メソッド利点および機能

ホストのネットワークトレースの収集

1 つ以上のノードで同時に指定する期間で、パケットキャプチャーを実行します。パケットキャプチャーファイルは、指定した期間に達すると、ノードからクライアントマシンに転送されます。

特定のアクションが原因でネットワーク通信に問題を発生される理由をトラブルシューティングでいます。パケットキャプチャーを実行し、問題を発生させるアクションを実行してログで問題を診断します。

OpenShift Container Platform ノードまたはコンテナーからのネットワークトレースの収集

1 つのノードまたは 1 つのコンテナーでパケットキャプチャーを実行します。パケットキャプチャーの期間を制御できるように tcpdump コマンドを対話的に実行します。

パケットキャプチャーを手動で開始し、ネットワーク通信の問題をトリガーしてから、パケットキャプチャーを手動で停止できます。

この方法では、cat コマンドおよびシェルのリダイレクトを使用して、パケットキャプチャーデータをノードまたはコンテナーからクライアントマシンにコピーします。