第5章 OpenShift Sandboxed Containers のアンインストール

OpenShift Container Platform Web コンソールまたは OpenShift CLI (oc) のいずれかを使用して、OpenShift サンドボックス化コンテナーをアンインストールできます。両方の手順を以下で説明します。

5.1. Web コンソールを使用した OpenShift Sandboxed Containers のアンインストール

OpenShift Container Platform Web コンソールを使用して、関連する OpenShift サンドボックスコンテナーの Pod、リソース、および namespace を削除します。

5.1.1. Web コンソールを使用した OpenShift サンドボックスコンテナー Pod の削除

OpenShift Sandboxed Containers をアンインストールするには、最初に kataruntimeClass として使用する実行中のすべての Pod を削除する必要があります。

前提条件

  • OpenShift Container Platform 4.12 をお使いのクラスターがインストールされている。
  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
  • kataruntimeClass として使用する Pod のリストがあります。

手順

  1. Administrator パースペクティブから、WorkloadsPods に移動します。
  2. Search by name フィールドを使用して、削除する Pod を検索します。
  3. Pod 名をクリックして開きます。
  4. Details ページで、Runtime classkata が表示されていることを確認します。
  5. Actions メニューをクリックし、Delete Pod を選択します。
  6. 確認ウィンドウで Delete をクリックします。

関連情報

OpenShift CLI から、kataruntimeClass として使用する実行中の Pod のリストを取得できます。詳細は、Deleting OpenShift sandboxed containers pods を参照してください。

5.1.2. Web コンソールを使用して KataConfig カスタムリソースを削除する

KataConfig カスタムリソース (CR) を削除すると、クラスターから kata ランタイムとその関連リソースが削除され、アンインストールされます。

重要

KataConfig CR を削除すると、ワーカーノードが自動的に再起動します。再起動には 10 分から 60 分以上かかる場合があります。再起動時間を妨げる要因は次のとおりです。

  • より多くのワーカーノードを持つ大規模な OpenShift Container Platform デプロイメント。
  • BIOS および診断ユーティリティーのアクティベーション。
  • SSD ではなくハードドライブへのデプロイメント。
  • 仮想ノードではなく、ベアメタルなどの物理ノードにデプロイしている。
  • CPU とネットワークが遅い。

前提条件

  • OpenShift Container Platform 4.12 をお使いのクラスターがインストールされている。
  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
  • kataruntimeClassName として使用する実行中の Pod がない。

手順

  1. Administrator パースペクティブで、OperatorsInstalled Operators に移動します。
  2. Search by name フィールドを使用して、OpenShift Sandboxed Containers Operator を検索します。
  3. Operator をクリックして開き、KataConfig タブを選択します。
  4. KataConfig リソースの Options メニュー kebab をクリックし、Delete KataConfig を選択します。
  5. 確認ウィンドウで Delete をクリックします。

kata ランタイムとリソースがアンインストールされ、ワーカーノードが再起動されるまで待ってから、次の手順に進みます。

5.1.3. Web コンソールを使用した OpenShift Sandboxed Containers Operator のインストール

OpenShift Sandboxed Containers の削除 Operator は、その Operator のカタログサブスクリプション、Operator グループ、およびクラスターサービスバージョン (CSV) を削除します。

前提条件

  • OpenShift Container Platform 4.12 をお使いのクラスターがインストールされている。
  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。

手順

  1. Administrator パースペクティブで、OperatorsInstalled Operators に移動します。
  2. Search by name フィールドを使用して、OpenShift Sandboxed Containers Operator を検索します。
  3. Operator の Options メニュー kebab をクリックし、Uninstall Operator を選択します。
  4. 確認ウィンドウで Uninstall をクリックします。

5.1.4. Web コンソールを使用した OpenShift Sandboxed Containers の namespace の削除

上記のコマンドを実行すると、インストールプロセス前の状態にクラスターが復元されます。openshift-sandboxed-containers-operator namespace を削除することで、Operator への namespace アクセスを取り消すことができるようになりました。

前提条件

  • OpenShift Container Platform 4.12 をお使いのクラスターがインストールされている。
  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。

手順

  1. Administrator パースペクティブから、AdministrationNamespaces に移動します。
  2. Search by name フィールドを使用して openshift-sandboxed-containers-operator namespace を検索します。
  3. namespace の Options メニュー kebab をクリックし、Delete Namespace を選択します。

    注記

    Delete Namespace オプションが選択できない場合には、namespace を削除するパーミッションがありません。

  4. Delete Namespace ペインで、openshift-sandboxed-containers-operator と入力し、Delete をクリックします。
  5. Delete をクリックします。

5.1.5. Web コンソールを使用して KataConfig カスタムリソース定義を削除する

KataConfig カスタムリソース定義 (CRD) を使用すると、KataConfig CR を定義できます。アンインストールプロセスを完了するには、クラスターから KataConfig CRD を削除します。

前提条件

  • OpenShift Container Platform 4.12 をお使いのクラスターがインストールされている。
  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
  • クラスターから KataConfig CR を削除している。
  • クラスターから OpenShift Sandboxed Containers Operator を削除している。

手順

  1. Administrator パースペクティブから、AdministrationCustomResourceDefinitions に移動します。
  2. Search by name フィールドを使用して KataConfig を検索します。
  3. KataConfig CRD の Options メニュー kebab をクリックし、Delete CustomResourceDefinition を選択します。
  4. 確認ウィンドウで Delete をクリックします。
  5. KataConfig CRD がリストから消えるまで待ちます。これには数分の時間がかかる場合があります。