5.12. Azure Stack Hub CSI ドライバー Operator

5.12.1. 概要

OpenShift Container Platform は、Azure Stack Hub Storage の Container Storage Interface (CSI) ドライバーを使用して永続ボリューム (PV) をプロビジョニングできます。Azure Stack ポートフォリオの一部である Azure Stack Hub を使用すると、オンプレミス環境でアプリケーションを実行し、データセンターで Azure サービスを配信できます。

CSI Operator およびドライバーを使用する場合、永続ストレージ および CSI ボリュームの設定 について理解しておくことが推奨されます。

Azure Stack Hub ストレージアセットにマウントする CSI でプロビジョニングされた永続ボリューム (PV) を作成するには、OpenShift Container Platform は、デフォルトで Azure Stack Hub CSI ドライバー Operator および Azure Stack Hub CSI ドライバーを openshift-cluster-csi-drivers namespace にインストールします。

  • Azure Stack Hub CSI ドライバー Operatorは、デフォルトのストレージアカウントタイプとして Standard_LRS が設定されたストレージクラス (managed-csi) を提供し、永続的ボリューム要求 (PVC) の作成に使用することができます。Azure Stack Hub CSI ドライバー Operator は、ストレージボリュームをオンデマンドで作成できるようにし、クラスター管理者がストレージを事前にプロビジョニングする必要がなくすことで、動的ボリュームのプロビジョニングをサポートします。
  • Azure Stack Hub CSI ドライバー を使用すると、Azure Stack Hub PV を作成し、マウントできます。

5.12.2. CSI について

ストレージベンダーはこれまで Kubernetes の一部としてストレージドライバーを提供してきました。Container Storage Interface (CSI) の実装では、サードパーティーのプロバイダーは、コア Kubernetes コードを変更せずに標準のインターフェイスを使用してストレージプラグインを提供できます。

CSI Operator は、in-tree (インツリー) ボリュームプラグインでは不可能なボリュームスナップショットなどのストレージオプションを OpenShift Container Platform ユーザーに付与します。

5.12.3. 関連情報