14.3. 外部 DNS Operator 設定パラメーター

外部 DNS Operator には、次の設定パラメーターが含まれています。

14.3.1. 外部 DNS Operator 設定パラメーター

外部 DNS Operator には、次の設定パラメーターが含まれています。

パラメーター説明

spec

クラウドプロバイダーのタイプを有効にします。

spec:
  provider:
    type: AWS 1
    aws:
      credentials:
        name: aws-access-key 2
1
AWS、GCP、Azure などの利用可能なオプションを定義します。
2
クラウドプロバイダーの資格情報を含むシークレットの名前を定義します。

ゾーン

ドメインごとに DNS ゾーンを指定できます。ゾーンを指定しない場合には、External DNS はクラウドプロバイダーアカウントに存在するゾーンをすべて検出します。

zones:
- "myzoneid" 1
1
DNS ゾーンの ID を指定します。

domains

ドメインごとに AWS ゾーンを指定できます。ドメインを指定しない場合には、External DNSはクラウドプロバイダーアカウントに存在するゾーンをすべて検出します。

domains:
- filterType: Include 1
  matchType: Exact 2
  name: "myzonedomain1.com" 3
- filterType: Include
  matchType: Pattern 4
  pattern: ".*\\.otherzonedomain\\.com" 5
1
指定したドメインを含めるようにExternal DNSに指示します。
2
ドメインは、正規表現での照合ではなく、完全に一致する必要があることを、ExtrnalDNS に指示します。
3
External DNSがフィルタリングする正確なドメイン名を定義します。
4
External DNSregex-domain-filterフラグを設定します。正規表現フィルターを使用して、使用できるドメインに限定します。
5
External DNSが使用する正規表現パターンを定義して、ターゲットゾーンのドメインをフィルタリングします。

source

DNS レコードのソース (サービスまたはルート) を指定できます。

source: 1
  type: Service 2
  service:
    serviceType:3
      - LoadBalancer
      - ClusterIP
  labelFilter: 4
    matchLabels:
      external-dns.mydomain.org/publish: "yes"
  hostnameAnnotation: "Allow" 5
  fqdnTemplate:
  - "{{.Name}}.myzonedomain.com" 6
1
DNS レコードのソースの設定を定義します。
2
External DNS は、DNS レコードの作成元のタイプとして Service を使用します。
3
External DNSservice-type-filter フラグを設定します。service Type には、次のフィールドが含まれています。
  • デフォルト: LoadBalancer
  • expected: ClusterIP
  • NodePort
  • LoadBalancer
  • ExternalName
4
コントローラーで考慮するのは、ラベルフィルターと一致するリソースのみにします。
5
hostnameAnnotationのデフォルト値はIgnoreで、フィールドfqdnTemplatesで指定されたテンプレートを使用して DNS レコードを生成するようにExternalDNSに指示します。値がAllowの場合には、external-dns.alpha.kubernetes.io/hostname アノテーションで指定された値をもとに DNS レコードが生成されます。
6
外部 DNS Operator は、文字列を使用して、ホスト名を定義しないソースから DNS 名を生成するか、偽のソースとペアになっている場合はホスト名接尾辞を追加します。
source:
  type: OpenShiftRoute 1
  openshiftRouteOptions:
    routerName: default 2
    labelFilter:
      matchLabels:
        external-dns.mydomain.org/publish: "yes"
1
ExtenralDNS は、ソースとしてタイプrouteを使用して、DNS レコードを作成します。
2
ソースが OpenShiftRoute の場合は、Ingress Controller 名を指定できます。ExternalDNS は、CNAME レコードのターゲットとして Ingress Controller の正規名を使用します。