サポート
OpenShift Container Platform 4.1のサポート
概要
第1章 サポート
1.1. サポート
このドキュメントで説明する手順に関連した問題が発生する場合は、Red Hat カスタマーポータルにアクセスしてください。カスタマーポータルから、以下を行うことができます。
- Red Hat 製品に関する技術サポート記事の Red Hat ナレッジベースの検索またはブラウズ。
Red Hat サポートに対するサポートケースの送信。
注記サポートケースを送信する際、Red Hat サポートのトラブルシューティングに役立つ以下の情報を提供していただくことをお勧めします。
-
oc adm must-gather
コマンドを使用して収集されるデータ - 一意のクラスター ID
-
- 他の製品ドキュメントへのアクセス。
本書の改善が提案されている場合や、エラーが見つかった場合は、Documentation コンポーネントの OpenShift Container Platform 製品に対して、http://bugzilla.redhat.com から Bugzilla レポートを送信してください。セクション名や OpenShift Container Platform バージョンなどの具体的な情報を提供してください。
第2章 クラスターに関するデータの収集
サポートケースを作成する際、多くの場合、ご使用のクラスターについてのデバッグ情報を Red Hat サポートに提供していただくと Red Hat のサポートに役立ちます。
以下を提供することが推奨されます。
2.1. Red Hat サポート用のクラスターについてのデータの収集
oc adm must-gather
CLI コマンドは、以下のような問題のデバッグに必要となる可能性のあるクラスターからの情報を収集します。
- リソース定義
- 監査ログ
- サービスログ
前提条件
-
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてのクラスターへのアクセスがあること。
手順
oc adm must-gather
コマンドを実行します。$ oc adm must-gather
これにより、データ収集を実行する際にクラスターで Pod が作成されます。収集されたリソースおよびクラスターからのデータはすべて、
must-gather.local
で始まる新規ディレクトリーの現行ディレクトリーに保存されます。must-gather
ディレクトリーから圧縮ファイルを作成します。たとえば、Linux オペレーティングシステムを使用するコンピューターで以下のコマンドを実行します。$ tar cvaf must-gather.tar.gz must-gather.local.5421342344627712289/
- 圧縮ファイルを Red Hat カスタマーポータル上のサポートケースに添付します。
2.2. クラスター ID の取得
Red Hat サポートに情報を提供する際には、クラスターに固有の識別子を提供していただくと役に立ちます。OpenShift CLI (oc
) を使用するか、または OpenShift Container Platform Web コンソールを使用してクラスター ID を取得できます。
前提条件
-
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてのクラスターへのアクセスがあること。 -
OpenShift Container Platform CLI(
oc
)がインストールされていること。
手順
OpenShift CLI (
oc
) を使用してクラスター ID を取得するには、以下のコマンドを実行します。$ oc get clusterversion -o jsonpath='{.items[].spec.clusterID}{"\n"}'
OpenShift Container Platform Web コンソールを使用してクラスター ID を取得するには、以下を実行します。
- Administration → Cluster Settings に移動します。
- 値は Overview タブの Cluster ID フィールドから利用できます。