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3.4.5. テンプレートからのデータベースサービスの作成

OpenShift Container Platform は、新しいデータベースサービスの作成を容易にするための テンプレート を提供します。テンプレートは、パスワード値の自動生成を含む事前定義されたデフォルトで、すべての必須環境変数 (ユーザー、パスワード、データベース名など) を定義するためのパラメーターフィールドを提供します。また、デプロイメント設定 および サービス の両方も定義します。

MongoDB テンプレートは、クラスターの初期設定時にクラスター管理者によって、デフォルトの openshift プロジェクトに登録されている必要があります。詳細は、必要に応じて、Loading the Default Image Streams and Templates を参照してください。

利用可能なテンプレートは 2 つあります。

  • mongodb-ephemeral は、データベースのコンテンツ用に一時ストレージを使用するので、開発またはテスト目的にのみ使用します。つまり、Pod が別のノードに移動されたり、デプロイメント設定が更新され、再デプロイがトリガーされたりなど、データベース Pod が何らかの理由で再起動された場合には、データがすべて失われることを意味します。
  • mongodb-persistent は、データベースデータに永続ボリュームストアを使用するので、データは Pod が再起動されても残ります。永続ボリュームを使用するには、OpenShift Container Platform デプロイメントで永続ボリュームプールを定義する必要があります。プールの設定に関するクラスター管理者の手順は、Persistent Storage Using NFS にあります。

これらの 説明 に従い、テンプレートをインスタンス化できます。

サービスをインスタンス化したら、データベースにアクセスする予定のある別のコンポーネントのデプロイメント設定に、ユーザー名、パスワード、データベース名の環境変数をコピーできます。そのコンポーネントは、定義されたサービスを介してデータベースにアクセスできます。