第15章 GlusterFS ストレージでの最適化
15.1. データベースのコンバージドモードに関するガイド
アプリケーションにコンバージドモードを使用する場合には、お使いのワークロードの種類によって、gluster-block と GlusterFS モードを使い分けられるように、このトピックで説明されているガイドとベストプラクティスに従うようにしてください。
15.2. テスト済みのアプリケーション
OpenShift Container Platform 3.10 では、これらの SQL データベースを使用する場合および使用しない場合に関連して広範なテストが行われました。
- Postgresql SQL v9.6
- MongoDB noSQL v3.2
これらのデータベースのストレージは、コンバージドモードのストレージクラスターから取得しています。
Postgresql SQL ベンチマークについては、pgbench がデータベースのベンチマークに使用されていました。MongoDB noSQL ベンチマークについては、YCSB Yahoo! Cloud Serving Benchmark がベンチマークに使用され、workloada、workloadb、workloadf がテストされました。
15.3. サポート表
表15.1 表タイトル: GlusterFS
データベース |
ストレージバックエンド: GlusterFS |
off にするパフォーマンス変換 |
on にするパフォーマンス変換 |
Postgresql SQL |
Yes |
|
|
MongoDB noSQL |
Yes |
|
|
表15.2 表タイトル: gluster-block
データベース |
ストレージバックエンド: gluster-block |
Postgresql |
Yes |
MongoDB |
Yes |
上述のように GlusterFS のパフォーマンス変換は、コンバージドモードの最新イメージで提供されるデータベースプロファイルにすでに含まれています。
15.4. テスト結果
Postgresql SQL データベースの場合は、GlusterFS と gluster-block のパフォーマンスはほぼ同じ結果となりました。MongoDB noSQL データベースの場合は、gluster-block のパフォーマンスの方が優れていたので、MongoDB noSQL データベースには、gluster-block ベースのストレージを使用してください。