Red Hat Training

A Red Hat training course is available for OpenShift Container Platform

2.8.4.2. 機能拡張

  • etcd2 データをクリーンアップするために新規 Playbook が追加されました。クラスターが OpenShift Container Platform 3.5 からアップグレードされた場合、etcd2 データが依然として残り、これが原因で容量が使い果たされる可能性がありました。新しい Playbook では、etcd2 データを安全に削除するようになりました。(BZ#1514487)
  • 新規のマルチプールドライバーが、一部のノードがベアメタルで、その他が仮想マシン内で実行されるハイブリッド環境をサポートするために Kuryr-Kubernetes に追加されました。これにより、複数の異なる Pod VIF ドライバー (例: neutron および nested-vlan) を使用できます。この新機能を利用できるようにするには、複数の異なるプールおよび pod_vif ドライバーの利用可能な設定マッピングが kuryr.conf configmap に設定される必要があります。さらに、ノードには使用する pod_vif についての正しい情報のアノテーションが付けられる必要があります。それ以外の場合は、デフォルトが使用されます。(BZ#1553070)
  • OpenStack のデプロイされたクラスター用の Ansible Playbook が追加されました。OpenStack プロビジョニング Playbook (playbooks/openstack/openshift-cluster/provision_install.yml) で OpenShift を OpenStack の上部にインストールする場合、クラスターのスケールアウトには、インベントリーの手動による作成や 2 つの追加変数の実行などのいくつかの手動による手順が必要でした。これはより不安定な動作を生じさせ、より複雑な文書化が必要となり、初回のデプロイ操作に適していませんでした。OpenShift を OpenStack でスケールアウトするために、ノードの必要な数を変更し、以下の Playbook のいずれかを実行できるようになりました (これは、ワーカーまたはマスターノードのどちらをスケーリングするかによって異なります)。

    playbooks/openstack/openshift-cluster/node-scaleup.yml
    playbooks/openstack/openshift-cluster/master-scaleup.yml

    (BZ#1566424)

  • Elasticsearch の再作成ストラテジーのタイムアウトを定義できます。AWS OpenShift クラスターには、クラスターのストレージの割り当てに関する問題により新規 Elasticsearch Pod のロールアウトが失敗するいくつかのケースが確認されています。再作成ストラテジーに長いタイムアウトを定義することにより、クラスターがストレージを新規 Pod に割り当てるためのより多くの時間を確保できるようになりました。Elasticsearch Pod には再起動のためのより多くの時間が割り当てられ、ロールバックの回数は少なくなりました。(BZ#1655675)