Red Hat Training

A Red Hat training course is available for OpenShift Container Platform

28.3.5. Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) の作成

Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) では、必要なアクセスモードとストレージ容量を指定します。現時点では、これら 2 つの属性のみに基づいて PVC が 1 つの PV にバインドされます。PV が PVC にバインドされると、その PV は基本的に当該 PVC のプロジェクトに結び付けられ、別の PVC にバインドすることはできません。PV と PVC には 1 対 1 のマッピングが存在します。ただし、同じプロジェクト内の複数の Pod が同じ PVC を使用することは可能です。

例28.7 PVC オブジェクト定義

kind: PersistentVolumeClaim
apiVersion: v1
metadata:
  name: ceph-claim
spec:
  accessModes:     1
    - ReadWriteOnce
  resources:
    requests:
      storage: 2Gi 2
1
PV についての先の説明にあるように、accessModes はアクセスを実施するものではなく、PV と PVC を一致させるためのラベルとして機能します。
2
この要求は 2Gi 以上の容量を提供する PV を探します。

PVC の定義を ceph-claim.yaml などのファイルに保存し、以下のように PVC を作成します。

# oc create -f ceph-claim.yaml
persistentvolumeclaim "ceph-claim" created

#and verify the PVC was created and bound to the expected PV:
# oc get pvc
NAME         LABELS    STATUS    VOLUME    CAPACITY   ACCESSMODES   AGE
ceph-claim   <none>    Bound     ceph-pv   1Gi        RWX           21s
                                 1
1
要求が ceph-pv PV にバインドされています。