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7.6.5. etcd の設定

表7.5 etcd 設定パラメーター

パラメーター名説明

Address

etcd へのクライアント接続用に公開される host:port です。

etcdClientInfo

etcd に接続する方法についての情報が含まれます。etcd を組み込みまたは組み込み以外の方法で実行するかどうかを指定し、ホストを指定します。残りの設定は Ansible インベントリーで処理されます。以下に例を示します。

etcdClientInfo:
  ca: ca.crt
  certFile: master.etcd-client.crt
  keyFile: master.etcd-client.key
  urls:
  - https://m1.aos.example.com:4001

etcdConfig

これがある場合、etcd は定義されたパラメーターに基づいて起動します。以下に例を示します。

etcdConfig:
  address: master.ose32.example.com:4001
  peerAddress: master.ose32.example.com:7001
  peerServingInfo:
    bindAddress: 0.0.0.0:7001
    certFile: etcd.server.crt
    clientCA: ca.crt
    keyFile: etcd.server.key
  servingInfo:
    bindAddress: 0.0.0.0:4001
    certFile: etcd.server.crt
    clientCA: ca.crt
    keyFile: etcd.server.key
  storageDirectory: /var/lib/origin/openshift.local.etcd

etcdStorageConfig

API リソースを etcd に格納する方法についての情報が含まれます。これらの値は、etcd がクラスターのバッキングストアである場合にのみ関連する値になります。

KubernetesStoragePrefix

Kubernetes のリソースがその下位に置かれる etcd 内のパスです。この値が変更されると etcd 内の既存のオブジェクトは検索できなくなります。デフォルトの値は kubernetes.io です。

KubernetesStorageVersion

etcd 内の Kubernetes リソースがシリアライズされる API バージョン。etcd から読み取りを行うクラスター内のすべてのクライアントが新規バージョンの読み取りを可能にするコードを取得するまでこの値を変更 することができません

OpenShiftStoragePrefix

OpenShift Container Platform リソースがその下位に置かれる etcd 内のパスです。この値が変更されると、etcd 内の既存のオブジェクトは検索できなくなります。デフォルトの値は openshift.io です。

OpenShiftStorageVersion

etcd 内の OS リソースがシリアライズされる API バージョンです。etcd から読み取りを行うクラスター内のすべてのクライアントが新規バージョンの読み取りを可能にするコードを取得するまで、この値を変更することができません

PeerAddress

etcd へのピア接続用に公開される host:port です。

PeerServingInfo

etcd ピアの提供を開始する方法を記述します。

ServingInfo

提供を開始する方法を記述します。以下に例を示します。

servingInfo:
  bindAddress: 0.0.0.0:8443
  bindNetwork: tcp4
  certFile: master.server.crt
  clientCA: ca.crt
  keyFile: master.server.key
  maxRequestsInFlight: 500
  requestTimeoutSeconds: 3600

StorageDir

etcd ストレージディレクトリーへのパスです。