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25.3.2. VMware vSphere ボリュームの静的プロビジョニング

ストレージは、ボリュームとして OpenShift Container Platform にマウントされる前に基礎となるインフラストラクチャーになければなりません。OpenShift Container Platform が vSpehere 用に設定されている ことを確認した後、OpenShift Container Platform と vSphere に必要になるのは、VM フォルダーパス、ファイルシステムタイプ、および PersistentVolume API のみです。

25.3.2.1. PersistentVolume の作成

  1. vsphere-pv.yaml などの PV オブジェクト定義を定義します。

    apiVersion: v1
    kind: PersistentVolume
    metadata:
      name: pv0001 1
    spec:
      capacity:
        storage: 2Gi 2
      accessModes:
        - ReadWriteOnce
      persistentVolumeReclaimPolicy: Retain
      vsphereVolume: 3
        volumePath: "[datastore1] volumes/myDisk" 4
        fsType: ext4 5
    1
    ボリュームの名前。これを使用して、PV Claim (永続ボリューム要求) で、または Pod から、ボリュームを識別する必要があります。
    2
    このボリュームに割り当てられるストレージの量。
    3
    使用されるボリュームタイプです。この例では、 vsphereVolume を使用し、ラベルは、vSphere VMDK ボリュームを Pod にマウントするために使用されます。ラベルは vSphere VMDK ボリュームを Pod にマウントするために使用されます。ボリュームの内容はアンマウントされても保持されます。このボリュームタイプは、VMFS データストアと VSAN データストアの両方がサポートされます。
    4
    使用する既存の VMDK ボリューム。ボリューム定義で示されるように、データストア名は角かっこ ([]) で囲む必要があります。
    5
    マウントするファイルシステムタイプです。ext4xfs、または他のファイルシステムなどが例となります。
    重要

    ボリュームをフォーマットしてプロビジョニングした後に fsType パラメーターの値を変更すると、データ損失や Pod にエラーが発生する可能性があります。

  2. PV を作成します。

    $ oc create -f vsphere-pv.yaml
      persistentvolume "pv0001" created
  3. PV が作成されたことを確認します。

    $ oc get pv
    NAME    LABELS  CAPACITY  ACCESSMODES   STATUS    CLAIM   REASON  AGE
    pv0001  <none>  2Gi       RWO           Available                 2s

これで、PVC (永続ボリューム要求) を使用してストレージを要求 し、永続ボリュームを活用できるようになります。

重要

PV Claim (永続ボリューム要求) は、ユーザーの namespace にのみ存在し、同じ namespace 内の Pod からしか参照できません。別の namespace から永続ボリュームにアクセスしようとすると、Pod にエラーが発生します。