Red Hat Training

A Red Hat training course is available for OpenShift Container Platform

7.6.14. セキュリティーアロケーターの設定

表7.14 セキュリティーアロケーターパラメーター

パラメーター名説明

MCSAllocatorRange

namespace に割り当てられる MCS カテゴリーの範囲を定義します。フォーマットは <prefix>/<numberOfLabels>[,<maxCategory>] です。デフォルトは s0/2 であり、c0 から c1023 に割り当てられます。つまり、合計 535000 のラベルが利用可能であることを意味します (1024 は 2 ~ 535000 を選択します)。この値を起動後に変更すると、新規プロジェクトは、すでに他のプロジェクトに割り当てられているラベルを受信することがあります。接頭辞には、SELinux の有効な用語のセット (ユーザー、ロール、タイプなど) にすることができます。ただしこれらをデフォルトとして残しておくと、サーバーはこれらを自動的に設定できます。

SecurityAllocator

UID と MCS ラベルのプロジェクトへの自動割り当てを制御します。空の場合、割り当ては無効にされます。

UIDAllocatorRange

プロジェクトに自動的に割り当てられる Unix ユーザー ID (UID) の合計セット数と、各 namespace が取得するブロックのサイズを定義します。たとえば、1000-1999/10 は namespace ごとに 10 の UID を割り当て、空間を使い果たす前に最大 100 のブロックを割り当てることが可能です。デフォルトでは、1 万のブロックに 10 億から 20 億 (ユーザー namespace の起動時にコンテナーイメージが使用する範囲の予想されるサイズ) を割り当てます。