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24.5. ノードレベルのリソースの回収

エビクション条件が満たされる場合、ノードはシグナルが定義されたしきい値を下回るまで、不足状態にあるリソースを回収するプロセスを実行します。この間、ノードはいずれの新規 Pod のスケジューリングもサポートしません。

ノードは、ホストシステムにコンテナーランタイム用の専用の imagefs が設定されているかどうかに基づいて、ノードがエンドユーザー Pod をエビクトする前にノードレベルのリソースを回収しようとします。

Imagefs が設定されている場合

ホストシステムに imagefs が設定されている場合:

  • nodefs ファイルシステムがエビクションしきい値を満たす場合、ノードは以下の順番でディスク領域を解放します。

    • 実行されない Pod およびコンテナーを削除します。
  • imagefs ファイルシステムがエビクションのしきい値を満たす場合、ノードは以下の順番でディスク領域を解放します。

    • すべての未使用イメージを削除します。
Imagefs が設定されていない場合

ホストシステムに imagefs がない場合:

  • nodefs ファイルシステムがエビクションしきい値を満たす場合、ノードは以下の順番でディスク領域を解放します。

    • 実行されない Pod およびコンテナーを削除します。
    • すべての未使用イメージを削除します。