Red Hat Training

A Red Hat training course is available for OpenShift Container Platform

5.6. ユーザーの削除

ユーザーを削除するには、以下を実行します。

  1. ユーザーレコードを削除します。

    $ oc delete user demo
    user "demo" deleted
  2. ユーザー ID を削除します。

    ユーザーの ID は使用するアイデンティティープロバイダーに関連付けられます。oc get user でユーザーレコードからプロバイダー名を取得します。

    この例では、アイデンティティープロバイダー名は htpasswd_auth です。コマンドは、以下のようになります。

    # oc delete identity htpasswd_auth:demo
    identity "htpasswd_auth:demo" deleted

    この手順を省略すると、ユーザーは再度ログインできなくなります。

上記の手順の完了後は、ユーザーが再びログインすると、新規のアカウントが OpenShift Container Platform に作成されます。

ユーザーの再ログインを防ごうとする場合 (たとえば、ある社員が会社を退職し、そのアカウントを永久に削除する必要がある場合)、そのユーザーを、設定されたアイデンティティープロバイダーの認証バックエンド (htpasswdkerberos その他) から削除することもできます。

たとえば htpasswd を使用している場合、該当のユーザー名とパスワードで OpenShift Container Platform に設定された htpasswd ファイルのエントリーを削除します。

Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) または Red Hat Identity Management (IdM) などの外部 ID 管理については、ユーザー管理ツールを使用してユーザーエントリーを削除します。