第4章 システム全体のアーカイブ OpenJDK バージョンの選択
RHEL にアーカイブを使用して複数のバージョンの OpenJDK がインストールされている場合は、システム全体で使用する特定の OpenJDK バージョンを選択できます。
前提条件
- アーカイブを使用してインストールされた OpenJDK のバージョンの場所を把握している。
手順
1 つのセッションに使用する OpenJDK バージョンを指定するには、以下のコマンドを実行します。
システム全体で使用する OpenJDK バージョンへのパスで
JAVA_HOME
を設定します。$ export JAVA_HOME=/opt/jdk/openjdk-17.0.0.0.35
$JAVA_HOME/bin
をPATH
環境変数に追加します。$ export PATH="$JAVA_HOME/bin:$PATH"
1 人のユーザーに永続的に使用する OpenJDK バージョンを指定するには、以下のコマンドを ~/.bashrc
に追加します。
export JAVA_HOME=/opt/jdk/openjdk-17.0.0.0.35 export PATH="$JAVA_HOME/bin:$PATH"
すべてのユーザーに永続的に使用する OpenJDK バージョンを指定するには、以下のコマンドを /etc/bashrc
に追加します。
export JAVA_HOME=/opt/jdk/openjdk-17.0.0.0.35 export PATH="$JAVA_HOME/bin:$PATH"
注記
JAVA_HOME
を再定義しない場合は、Java バイナリーへのパスを指定して、PATH コマンドのみを bashrc
に追加します。たとえば、export PATH="/opt/jdk/openjdk-17.0.0.0.35/bin:$PATH"
になります。
関連情報
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JAVA_HOME
の正確な意味に注意してください。詳細は「システム設定を java コマンドの設定から変更/分離」を参照してください。