4.2. zero-migration

Open Liberty zero-migration アーキテクチャーでは、現在のアプリケーションと設定に最低限の影響を最小限に抑えて、最新バージョンの Open Liberty に移行できます。移行可能なアーキテクチャーとは、動作で予期せずに、変更できない既存の Open Liberty ランタイム環境で、更新されたバージョンの Open Liberty ランタイム環境を使用する、既存の変更されていない設定およびアプリケーションファイルを使用できることを意味します。

Open Liberty ランタイム環境でプラグ可能な機能を使用することで、既存の API および動作が新バージョンの製品バージョンでサポートされ、新しい API および動作が新機能に追加されます。たとえば、Servlet 3.1 および 4.0 の両方の仕様がサポートされます。API の動作の変更は新機能バージョンでのみ実行されるため、アプリケーションに適した機能バージョンを選択できます。これらのバージョン管理機能は、引き続き Open Liberty の更新で引き続きサポートされます。

同じ機能バージョンを引き続き使用する場合は、アプリケーションを移行する必要はありません。たとえば、アプリケーションが Servlet 3.1 を使用する場合は、アプリケーションを実行する Open Liberty サーバーに servlet-3.1 機能が必要になります。サポートされるサーブレット仕様のレベルに関係なく、Open Liberty を更新し、servlet-3.1 機能の使用を継続できます。代わりに servlet-4.0 機能の使用を選択している場合に限り、アプリケーションを移行する必要があります。